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東京の火の見櫓、其の1(広尾小学校編) [火の見櫓(東京都)]

このエントリーは
まちづくり・・・安曇野暮らし」に過去アップされた記事の転載です。

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東京まで出張だった週末。
せっかくなので都内にある火の見櫓を観察しようと事前に情報を集めて
幾つか見て廻ることにしました。

合計で10箇所ほど調べていざ!・・・と意気込んでいたのに、
当日は時折強い風の吹き付ける冷たい雨。。。

傘をさしながらカメラを構えても、レンズに水滴がついてしまう具合で
なかなか思うような写真が撮れず。

それでも日頃、安曇野はじめ信州で目にするのとはまた違った光景に
触れることが出来、幾つかの貴重な火の見櫓を観察できました。

まず、小学校の屋上に立つ火の見櫓。
2012.04.15.1.JPG
JR恵比寿駅に近い、渋谷区立広尾小学校。
昭和7年に完成した建物で、当時は消防署が同居したことから
火の見櫓の役目を持つ望楼が設置されたとのこと。
2012.04.15.6.JPG
全体として近代化遺産としての要素を持っている建物で、
平成2年、東京都の歴史建造物に指定されて保存活用の動きが高まり、
平成12年、国の登録有形文化財になりました。
2012.04.15.3.JPG
2012.04.15.4.JPG
残念ながら小学校の屋上という特殊な場所なので間近に寄って見学できず、
付近の建物も外部の者が立ち入れる場所がなかったため
道路から見上げる姿しか観察できなくて。
2012.04.15.2.JPG
2012.04.15.5.JPG
(最後の一枚は近所の横断歩道の上から。でも遠くて厳しい・・・)

最近は学校も警備が厳しいようだけれど、平日の昼間に出かけたら
屋上へは上がらせてはもらえないだろうかなぁ。
(もし可能なら再訪問したい願望アリ。)

小学校と消防署の同居というのは当時は珍しくはなかったのかどうだか。
いづれにしても、その遺構がいまなお現役の状態でしっかりと残されているというのは
素晴らしいことだと思います。
歴史的な校舎というと木造ばかりが注目を浴びがちですが、
こうしたRC造のものでも趣きのあるものがけっこう残されているのですよね。

校舎と火の見櫓については広尾小学校のホームページに詳しい解説があるので、
そちらをご参照ください。
渋谷区立広尾小学校HP
(学校案内のページにある、“文化財としての広尾小学校”の欄。)
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