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阿形だけ和平作の狛犬 [狛犬・寺社(福島県)]

数ヶ月ほど、ほったらかしにしていた昨夏実施した福島ツアーのレポート。
いい加減に仕上げないとと、正月休みを利用して怒涛のエントリーアップにチャレンジ中www

福島県石川郡玉川村川辺、八幡神社。
2012.08.14.kawabe1.JPG
八幡系の神社は全国レベルで圧倒的な数を誇っていますが、
ここ南福島一帯はそのなかでもかなり密度の濃いエリアと思われ。
なので地域(集落)の名を冠して言われることが多い様子で、
こちらの八幡さんも、川辺八幡神社などと称している記事をよく見かけますね。

で、狛犬さんは計2対。
参道入口にいるのは、こちら。
2012.08.14.kawabe3.JPG2012.08.14.kawabe2.JPG
昭和17年制作、石工は野田平業。
いかにも平業さんらしいデザインですが、
彼の作品のなかでは比較的おとなしい感じ、かな?

参道には随身門があり、随身像がいるかと思えば
仁王様が“ずんっ”と立っておりまして、
もう一対の狛犬その奥、拝殿前の石段の両脇に鎮座していました。
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手前に立つ笠木の無い鳥居は、やはり震災によるものでしょうか。。。

2012.08.14.kawabe8.JPG
拝殿前の参道石段。

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阿形(右)は昭和36年制作で、石工は小林和平。
吽形(左)は昭和30年制作で、石工は味原勇。
似ているようでも、作者が違えばやはり作風は異なります。
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2012.08.14.kawabe10.JPG
なんでも元々あった阿形が壊れてしまったため、
和平氏に依頼して新しいものを作ってもらったのだとか。
当時和平はすでに80歳代に突入していて、
一説では孫の石工に助力してもらったのではという話も。
いづれにしても80代での作品となればそれだけでじゅうぶん力作ですね。

2012.08.14.kawabe13.JPG
境内の一角に立つ“さかさ杉”。
樹齢1000年ともいわれ、枝が下向きに伸びている珍しい巨木。

2012.08.14.kawabe14.JPG
本殿は覆い屋に覆われていました。

(撮影日:2012年8月14日)


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