ふたつの市町にまがたる信濃の国二ノ宮(其の二) [狛犬・寺社(上伊那郡)]
上伊那郡辰野町、小野の矢彦神社。
前回エントリー記事の小野神社に隣接する、同じく信濃の国二ノ宮。
小野神社同様、正月休みに詣でたのですが、画像は一部を除いて昨年9月訪問時のものです。
国道153号を跨ぐ大鳥居。(この画像は今年の正月に撮影したもの。)
塩尻市の地籍に存在する神社ですが、同神社の境内のみ辰野町の飛び地扱い。
こうなった経緯の概要は小野神社の項で書いたので、ここでは割愛。
どういう境界になっているかの地図だけご参考まで。(クリックで拡大)
とにかく、両神社合わせて広大な社叢を誇る、歴史ある名社です。
小野神社同様、建造物で長野県宝となっているものも多く存在。
神楽殿、天保13年(1842)建立。
二代目・立川和四郎富昌の作。
勅使殿、江戸時代作。
拝殿と回廊、天明2年(1782)建立。
初代・立川和四郎富棟の作。
本殿の様子。
ご祭神は大己貴命ほか大勢。
狛犬は拝殿前に一対。
昭和5年11月建立。
小野神社に比べて少しおとなしめの彫りですが、表情はやはり個性的で、
請負人や石工の名前もはっきり記銘がありました。
請負人:小野初弥
設計彫刻:小野肇
小野神社との境界は境内にて明確に分かるようになされています。
上の写真は溝で仕切られた境内の境界線。
画像左側が小野神社、右が矢彦神社。
この写真は先日の初詣の折に追加撮影した境内西側の様子。
境界がはっきりと分かります。ご丁寧に境界標の石碑まで。
塀も左側の小野神社は板塀、矢彦神社側はブロック塀と、様子が異なっていて面白い。
神仏習合で寺社が相並ぶ様子は他に見受けますが、
同格の神社が実質同一の敷地に並び立ち、且つ敷地境界を施していて、
さらには地域の行政区画が分離していて、それでいて学校なんかは両者一緒。
なかなかにユニークな土地柄であり、神社の姿ですね。
(撮影日:2012年9月15日)
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前回エントリー記事の小野神社に隣接する、同じく信濃の国二ノ宮。
小野神社同様、正月休みに詣でたのですが、画像は一部を除いて昨年9月訪問時のものです。
国道153号を跨ぐ大鳥居。(この画像は今年の正月に撮影したもの。)
塩尻市の地籍に存在する神社ですが、同神社の境内のみ辰野町の飛び地扱い。
こうなった経緯の概要は小野神社の項で書いたので、ここでは割愛。
どういう境界になっているかの地図だけご参考まで。(クリックで拡大)
とにかく、両神社合わせて広大な社叢を誇る、歴史ある名社です。
小野神社同様、建造物で長野県宝となっているものも多く存在。
神楽殿、天保13年(1842)建立。
二代目・立川和四郎富昌の作。
勅使殿、江戸時代作。
拝殿と回廊、天明2年(1782)建立。
初代・立川和四郎富棟の作。
本殿の様子。
ご祭神は大己貴命ほか大勢。
狛犬は拝殿前に一対。
昭和5年11月建立。
小野神社に比べて少しおとなしめの彫りですが、表情はやはり個性的で、
請負人や石工の名前もはっきり記銘がありました。
請負人:小野初弥
設計彫刻:小野肇
小野神社との境界は境内にて明確に分かるようになされています。
上の写真は溝で仕切られた境内の境界線。
画像左側が小野神社、右が矢彦神社。
この写真は先日の初詣の折に追加撮影した境内西側の様子。
境界がはっきりと分かります。ご丁寧に境界標の石碑まで。
塀も左側の小野神社は板塀、矢彦神社側はブロック塀と、様子が異なっていて面白い。
神仏習合で寺社が相並ぶ様子は他に見受けますが、
同格の神社が実質同一の敷地に並び立ち、且つ敷地境界を施していて、
さらには地域の行政区画が分離していて、それでいて学校なんかは両者一緒。
なかなかにユニークな土地柄であり、神社の姿ですね。
(撮影日:2012年9月15日)
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