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東海道の出入り口に建つ粟田神社 [狛犬・寺社(京都府)]

京都市東山区、粟田口の粟田神社。
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知恩院の北、都ホテル京都の西、という位置関係。
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三条通に面したところに一の鳥居が立っていますが、
三条通よりひとつ南側の通りが昔の東海道や東山道で、
粟田神社のある粟田口という地域は、その出入り口にあたるのだそうです。
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ここから旅を始める人は粟田神社に立ち寄り、
旅の安全を祈願してから旅立ったと、同社の由緒は記しています。

ご祭神はスサノオノミコトとオオムナチノミコト。

二の鳥居を抜けたところでまず一対目の狛犬。
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明治40年1月吉祥日、産子出征軍人為紀念建立。
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阿形は胸元の剥離が目立ち、
吽形は角有りの浪速型ですが、玉持ちなのが特徴。

参道の石段途中に、二対目の狛犬。
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昭和17年10月神事、建立。
吽形の台座に「皇紀二千六百二年」と記されています。
もちろん紀元と西暦の組み合わせは合っているのですが、
昭和15年建立で皇紀2600年と記されているのはよく見かけるのに対し、
昭和17年でというのは珍しいですね。

この二対目のすぐ傍らにはご神馬。
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石段を上りきると、こじんまりした高台の境内が広がり、
平安神宮の大鳥居をすぐそこに望むことができます。
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神楽殿があるのは普通の光景ですが、
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ここにはさらに能舞台が。
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拝殿と本殿。
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その拝殿前に、三対目の狛犬。
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玉の首飾りのような鬣が特徴的ですね。
尾のデザインも印象的です。
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あと、境内摂社の稲荷社前の狐さん一対。
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巻物と宝珠(?)を加えています。

取材時は他に誰も参詣者は居ませんでしたが、
毎年10月に行われる粟田祭という例大祭はとても盛大のようで、
大勢の参詣者で賑わうそうですよ。

(撮影日:2013年4月7日)


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