どこから見ても、人面狛犬

遠野市上郷町佐比内赤沢の熊野神社。

遠野市郊外、佐比内の集落を過ぎて山へと突っ込む直前、
アスファルト車道が切れたところから参道が始まってます。

長いあぜ道の参道の向こうに鎮守の杜。
というか、里山そのもの。



最後の石段を上がりきると、両脇に小さな狛犬がいました。


弘化4年(1847)建立。

狛犬・・・もとを辿れば獅子から発展してきた守護獣なわけですが、
この子の場合はライオンというより、人型といったほうがいいような。
少なくとも、顔つきは獅子頭より人面というほうが適切な感じです。
それもかなり個性的な表情というかなんというか。


坊主頭、
眉毛がボーン、
ダンゴッ鼻、
そして、出っ歯。

張りのある頬など、昔の人の顔つきそのものと思えなくもない。


なんとも不思議な狛犬です。

（撮影日：2013年8月13日）


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