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平成の制作とは思い難い [狛犬・寺社(安曇野市)]

安曇野市穂高有明、耳塚地区の香取神社。
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霊峰有明山を背景にしたのどかな田園風景の広がる集落の外れに
同地区の産土神が祀られています。

神社正面は左右に道路が伸びていて、
鳥居を抜けて境外に出るといきなり田んぼといった状況。
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そしていきなり出迎えてくれる狛犬一対。
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平成14年3月吉日建立。
と、台座には記されているのですが、
狛犬本体の様子を見る限りでは10歳そこそこには思えません。
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平成にもなると、たいてい神社に奉献されるのは岡崎現代型で、
そのうちの大半は中国製であるといわれています。
しかしながらここに居る子は、鬣の様子こそややおとなしめながらも
顔つきは松本地域で見られる松本型のそれにほぼ類するデザインの印象。
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ただし尾は立ち尾のままで足座に流れる特徴は見られません。
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似ているものを探すとすれば、
松本の並柳神明宮に居る子たちに顔つきは似ていなくもないですが、
同社の狛犬を制作した伊藤石材の伊藤さんからは香取神社の話を
伺ったことはなく、同じ作者という推測をたてるには情報不足。

狛犬サイトの大家「神社探訪・狛犬見聞録」さんでは
台座だけ交換したのでは?と推測を立てているようですが、
たしかにそういう可能性は高いですね。
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↑この子たちが並柳神明宮の狛犬。
はてさて、真相やいかに?

きれいに整備された境内には立派な神楽殿と拝殿。
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その奥には一間社流造の本殿。
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由緒書きがないので詳細不明ですが、社号からして
ご祭神は経津主神と考えて差し支えないでしょう。

末社。
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一角の覆い屋には道祖神が2体のほか、
大黒様と恵比寿様の珍しい立体像が祀られていました。
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(撮影日:2014年10月12日)


より大きな地図で 狛犬(長野県安曇野市) を表示



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