SSブログ

坂上田村麻呂伝説の神社 [狛犬・寺社(安曇野市)]

安曇野市穂高、狐島の白狐神社。
2014.10.12.byakko1.JPG
ご祭神は倉稲魂命ということで、稲荷社なわけですが、
お稲荷さんにつきものの、神使としてのキツネさんは姿が見えません。

同地区の地名である狐島のキツネとは、
かつて戦国時代に領地を接している豪族たちの監視所があった所以らしく、
その監視所を狐と呼んでいたためだそうです。
また同社が白狐神社と呼称されるようになったのは、
坂上田村麻呂の八面大王征伐伝説と関係しているようで、
田村麻呂に攻められた八面大王が白狐に化けてここまで逃げて
捕まったという伝説に基づくものということらしく。

で、境内入口にはキツネに代わり、立派な狛犬が鎮座していました。
2014.10.12.byakko2.JPG2014.10.12.byakko3.JPG
昭和8(1933)年8月建立。
2014.10.12.byakko4.JPG2014.10.12.byakko5.JPG
石垣の上に台座を設け、厳めしい立派な顔つきで座っています。
髭の刻み方が細かいので顔周りが凝ったように見えます。
2014.10.12.byakko6.JPG2014.10.12.byakko7.JPG
2014.10.12.byakko11.JPG
2014.10.12.byakko10.JPG
鬣や胴体もなかなか凝った彫りをしていて、
体躯に彫られた火炎の意匠などもしっかり刻まれています。

全体に安曇野の狛犬のなかではなかなか見応えのある作品と
いえるのではないでしょうか。
2014.10.12.byakko8.JPG2014.10.12.byakko9.JPG
2014.10.12.byakko12.JPG

境内の様子はこんな感じ。
2014.10.12.byakko13.JPG
2014.10.12.byakko20.JPG

社務所。
2014.10.12.byakko15.JPG

末社。
2014.10.12.byakko16.JPG2014.10.12.byakko17.JPG

拝殿。
2014.10.12.byakko14.JPG

本殿。
2014.10.12.byakko18.JPG

境内裏手に回って振り返るとこんな感じ。
2014.10.12.byakko19.JPG
稲刈りを終えて静かになった田園風景に
鎮守の森がこんもりと浮かんでいました。

(撮影日:2014年10月12日)


より大きな地図で 狛犬(長野県安曇野市) を表示
コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。