大和神社近くの火の見やぐら [火の見櫓(奈良県)]
奈良県天理市兵庫町の火の見やぐら。
前エントリーの大和神社へ向かう道すがら、境内入口より北へ300mほど手前に
この火の見やぐらが立っているのを見かけ、引き返して取材。
道路はかつての上ッ道(上街道)と呼ばれる古代の主要道路だった道で、
すぐ東側には現在の街道、国道169号が走っていますが、
たしかに火の見やぐらのある周辺は旧街道の雰囲気を残している感じがします。
やぐらは多少色褪せてはいるものの、朱塗りが遠くからでも目立ちます。
背丈はさほど高くなく、踊り場もなくハシゴはダイレクトに見張り台まで。
さほど高くないとはいえ、滑落防止の囲いもない櫓外部のハシゴは
実際に昇るときに緊張するでしょうね。
一見した感じはありふれた4脚柱型のようですが、ブレースがユニークです。
基本的に小断面の山形鋼を用い、交差部は菱形プレート(?)を利用。
最下段とその直上のブレースは交差部にも横架材と同じような部材が
伸びてきていますが、裏側を見るとブレース勝ちの始末になっているので、
この横架材もどきがついている意味をどう考えればいいのか。
見張り台には半鐘とサイレンが装備。
近所の方に話を聞くとサイレンは使っているが
半鐘はもうたたいていないとのこと。
この子もやがては撤去される運命にあるでしょうか。
ところで上街道を歩いていると、こんなブロック塀を見かけました。
火の見やぐら師匠のU1教授がブログ「透明タペストリー」のカテゴリーで
「繰り返しの美学」というジャンルを設けていますが、果たしてこれも範疇となるでしょうかね?
CB積みをする際に少しずらして積み上げてそれをデザインにしているようなのですが、
他でも施工例のある、ありふれたデザインなのかどうか、自分の仕事では
CBで塀を設けることがないのでそのへんについて情報がありません。
はてさて。
(取材日:2014年12月31日)
前エントリーの大和神社へ向かう道すがら、境内入口より北へ300mほど手前に
この火の見やぐらが立っているのを見かけ、引き返して取材。
道路はかつての上ッ道(上街道)と呼ばれる古代の主要道路だった道で、
すぐ東側には現在の街道、国道169号が走っていますが、
たしかに火の見やぐらのある周辺は旧街道の雰囲気を残している感じがします。
やぐらは多少色褪せてはいるものの、朱塗りが遠くからでも目立ちます。
背丈はさほど高くなく、踊り場もなくハシゴはダイレクトに見張り台まで。
さほど高くないとはいえ、滑落防止の囲いもない櫓外部のハシゴは
実際に昇るときに緊張するでしょうね。
一見した感じはありふれた4脚柱型のようですが、ブレースがユニークです。
基本的に小断面の山形鋼を用い、交差部は菱形プレート(?)を利用。
最下段とその直上のブレースは交差部にも横架材と同じような部材が
伸びてきていますが、裏側を見るとブレース勝ちの始末になっているので、
この横架材もどきがついている意味をどう考えればいいのか。
見張り台には半鐘とサイレンが装備。
近所の方に話を聞くとサイレンは使っているが
半鐘はもうたたいていないとのこと。
この子もやがては撤去される運命にあるでしょうか。
ところで上街道を歩いていると、こんなブロック塀を見かけました。
火の見やぐら師匠のU1教授がブログ「透明タペストリー」のカテゴリーで
「繰り返しの美学」というジャンルを設けていますが、果たしてこれも範疇となるでしょうかね?
CB積みをする際に少しずらして積み上げてそれをデザインにしているようなのですが、
他でも施工例のある、ありふれたデザインなのかどうか、自分の仕事では
CBで塀を設けることがないのでそのへんについて情報がありません。
はてさて。
(取材日:2014年12月31日)
こんばんは。
火の見櫓、県外取材してますね。羨ましい!!
コンクリートブロックの表面が凹凸になるように積み上げて
いるんですね。
リズミカルで美しい、これはまぎれもなく「繰り返しの美学」
ですね。
by U1 (2015-01-14 21:52)
>U1さん
コメントありがとうございます。
年末年始はいつもバタバタして数は回れず、
目撃しても取材時間が取れなかったものも多数ありました。
それでも関西のやぐらを見る機会はあまりないので
貴重な取材旅行(?)になっています(^^)
by のぶさん (2015-01-15 10:08)