“忘れ去られた”を地で行く [火の見櫓(上高井郡)]
長野県上高井郡高山村、なかひら地区の火の見やぐら。
火の見やぐらといっても、その姿はご覧のとおり。
三脚柱で背丈の低い、見張り台の装備されていない
簡易な半鐘塔といった感じ。
それでも同エリアでスタンダードなブレースの構成
(上部山形鋼、下部リング式ターンバックル)はしっかり守られて(?)います。
その肝心の半鐘の姿はすでになく、
全体に錆びもひどくてメンテナンスは久しくなされていない様子。
おまけに脚部の一本が車にでもぶつけられたのか、内側へひん曲がっています。
このやぐらは旧山田村役場跡があり、
すぐ近所では有名な枝垂桜が春には美しい姿を見せてくれています。
桜目当ての観光客は県道沿いの臨時駐車場に車やバスを止めて
そこから火の見やぐらの傍らを歩いて桜鑑賞に訪れているのですが、
当然ながら老朽化した火の見やぐらなどには誰も見向きもしません。
寂しい限りですが、3年前にこのやぐらを取材した折には
老い先短いなという印象でしかなかったので
先日3年ぶりに再訪して変わらぬ姿を目にしたときは
正直いってビックリしました。
普通だったらまだ残ってくれていたことで嬉しさが先に来るのですが、
今回だけは「えっ!?まだ立ってるのっ?」って感じで(苦笑)
まだ老朽化も感じさせず現役で活躍することだって十分可能な火の見やぐらが
あっという間に撤去されていく現状を考えると
誰が見ても撤去解体処分されて不思議でないこの子が健在というのは
ある意味立派である意味不思議なことではあります。
次に同地を訪れるのがいつになるやら分かりませんが、
そのときまだ残っていたら、その生命力の強さに感嘆することでしょう。
さて、どうなりますか。
(取材日:2012年4月30日)
火の見やぐらといっても、その姿はご覧のとおり。
三脚柱で背丈の低い、見張り台の装備されていない
簡易な半鐘塔といった感じ。
それでも同エリアでスタンダードなブレースの構成
(上部山形鋼、下部リング式ターンバックル)はしっかり守られて(?)います。
その肝心の半鐘の姿はすでになく、
全体に錆びもひどくてメンテナンスは久しくなされていない様子。
おまけに脚部の一本が車にでもぶつけられたのか、内側へひん曲がっています。
このやぐらは旧山田村役場跡があり、
すぐ近所では有名な枝垂桜が春には美しい姿を見せてくれています。
桜目当ての観光客は県道沿いの臨時駐車場に車やバスを止めて
そこから火の見やぐらの傍らを歩いて桜鑑賞に訪れているのですが、
当然ながら老朽化した火の見やぐらなどには誰も見向きもしません。
寂しい限りですが、3年前にこのやぐらを取材した折には
老い先短いなという印象でしかなかったので
先日3年ぶりに再訪して変わらぬ姿を目にしたときは
正直いってビックリしました。
普通だったらまだ残ってくれていたことで嬉しさが先に来るのですが、
今回だけは「えっ!?まだ立ってるのっ?」って感じで(苦笑)
まだ老朽化も感じさせず現役で活躍することだって十分可能な火の見やぐらが
あっという間に撤去されていく現状を考えると
誰が見ても撤去解体処分されて不思議でないこの子が健在というのは
ある意味立派である意味不思議なことではあります。
次に同地を訪れるのがいつになるやら分かりませんが、
そのときまだ残っていたら、その生命力の強さに感嘆することでしょう。
さて、どうなりますか。
(取材日:2012年4月30日)
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