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子獅子つき神殿狛犬と高忠の狛犬 [狛犬・寺社(岐阜県)]

岐阜県高山市、山口町の桜ヶ丘八幡神社。
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国道158号の松ノ木町中の交差点から数年前に国道昇格した
361号の新線を東南方向に向かい、山口集落あたりを東に入った高台に
同社は鎮座しています。

桜が有名なのでしょうか。境内の枝垂桜が市の保存樹木に指定されているようです。
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傍らに社務所を見つつ、
一の鳥居をくぐって先に進むと参道狛犬が一対お出迎え。
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昭和9年建立。
石工:高忠。
七十七翁記念。
木戸脇国之助。

木戸脇さんが喜寿の記念に奉献されたということなのでしょうか。

石工の高忠というのは、「神社探訪・狛犬見聞録」さんの情報によると
高原忠次郎というのが本名のようです。
この地方でいくつかの狛犬を制作された石工さんみたいですね。

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エジプトのファラオの付け髭を想起させる顎鬚が特徴的です。

耳がやや大きめで、吽形は角付き。
立ち尾は浪速型も連想できそうな立ち尾ですが、
くねっとしているあたりに個性を感じさせます。
全般に落ち着いたデザインですが、
石工のオリジナリティーが感じられていいのではないでしょうか。
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拝殿はこちら。
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賽銭箱についていた紋は八重桜のよう。
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八幡様の神紋は三つ巴が一般的ですが、
こちらは桜の名所ということで、やはり桜が神紋とされているのでしょうかね。

本殿は立派な、、、たぶん春日造。
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もう一対の狛犬はこちらの本殿前に鎮座しています。
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建立年、石工ともに不明。
神殿狛犬としてはやや大型。
そのまま参道狛犬として台座に乗っていても不思議ではない感じですね。
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吽形は角をつけています。

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吽形は子取り、阿形は玉取り。
玉の模様はもしかして桜の花びらでも意識したか?
子獅子は親に頭を押さえつけられてちょっと不満顔?

前エントリーの二之宮神社のように社殿がシートで覆われているわけではなかったので
それなりに撮影は出来たのですが、訪問時間がまだ早朝で周囲がまださほど明るくない上に
本殿周囲の柵越しに望遠撮影だったので、ピンボケになってしまったのは残念。
腕の未熟さをカバーしてくれるカメラではあるものの、もっと腕を磨かなくては思う次第。
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(取材日:2015年12月29日)


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