SSブログ

福島型が安曇野に!? [狛犬・寺社(安曇野市)]

安曇野市三郷明盛、中萱の熊野神社。
2013.01.23.kumano1.JPG
江戸時代に起こった百姓一揆「貞享騒動」における
首謀者たちの秘密基地的存在となった場所がこの熊野神社。
2013.01.23.kumano3.JPG
貞享騒動をご存じない方はウィキペディア貞享義民館HPをご参照下さいませ。
(↓すぐ近所にある貞享義民館。)
2013.01.23.kumano4.JPG
それではさっそく秘密基地・・・もとい、熊野神社境内へ。
2013.01.23.kumano2.JPG
狛犬を通り過ぎて境内へと足を進めると、
こじんまりと整えられた神域が広がっています。
2013.01.23.kumano5.JPG
拝殿と社務所。
2013.01.23.kumano6.JPG2013.01.23.kumano7.JPG
相殿の、三峯社、秋葉社、八王子社。
お社は一間社流造で市の有形文化財。
2013.01.23.kumano8.JPG
御本殿は隅木入春日造。
2013.01.23.kumano9.JPG
熊野三神と八坂神・素戔嗚尊が祀られており、
こちらも建物は市の有形文化財となっています。

境内の摂社。
2013.01.23.kumano13.JPG2013.01.23.kumano11.JPG
稲荷社には整った姿の狐さまがいました。
2013.01.23.kumano12.JPG2013.01.23.kumano10.JPG
2013.01.23.kumano14.JPG2013.01.23.kumano15.JPG
昭和3年10月建立。

巻物を口にしているのはいいとして、
前足で押さえているのはなんでしょうね。
宝珠でも鞠でもなさそうだし。。。

狛犬さんに戻ります。
2013.01.23.kumano17.JPG2013.01.23.kumano18.JPG
全国各地の狛犬を見て回っている人なら
この狛犬を見てピンと来るものがあるかもしれませんね。

「あっ、福島型だ」なんて感じで。
2013.01.23.kumano19.JPG2013.01.23.kumano20.JPG
福島型という括り自体がどうなのかという問題はさておき、
福島県でよく見かける狛犬の姿に酷似しているのは間違いないところで。

ややずんぐりむっくりで、頭がべちゃっとひしゃげた感じ。
鞠や子獅子の納まり方とか親獅子の子供の押さえかたとか。
昨夏南福島を旅したときによく見かけた狛犬たちによく似ています。

昭和5年5月吉日建立。
彫刻師:村越清次郎。

でも台座には“豊科町 石工 大谷忠利”とあります。
台座と本体、別々の人が手がけたということですかね。
2013.01.23.kumano21.JPG2013.01.23.kumano22.JPG
彫りはとくべつ凝った感じではなく、どちらかといえばシンプルなんですが、
阿形の口のなかには玉があり、ゴロゴロ転がる作りはけっこう要テクニック。
2013.01.23.kumano23.JPG2013.01.23.kumano24.JPG
淡白な印象だけど技術はある感じもする、不思議な石工さんの狛犬です。

2013.01.23.kumano16.JPG
(撮影日:2013年2月9日)


より大きな地図で 狛犬を巡る火の見ヤグラーな日々 を表示
コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。