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焼失後、地域住民の力で再建の社殿 [狛犬・寺社(安曇野市)]

安曇野市穂高有明、富田の伊夜比古神社。
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ご祭神は天香久山命。
越後の弥彦神社から勧請受けた冨田地区の産土神です。

明るい色の鳥居をくぐると、ゆったりした境内が広がっています。
取材日はまだ残雪がありましたが、参道部分は雪はねされていました。
氏子さんの誰かが参拝者のために除雪してくれたのでしょうか。

拝殿と神社会館(神楽殿)。
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まだ新しい建物に見えますが、これは平成4年の再建。
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21年前にこの神社は火災に遭って本殿をはじめとする建物が全焼。
その後、地域の氏子さんたちが資金を出し合って、以前同様の姿に再建。
再建竣工を記念した石碑だけでなく、神楽殿の片隅に表記された
「火の用心」の看板が住民の思いを物語っています。
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話によれば、神楽殿の大梁は
焼け残った旧神楽殿のものを再利用したものだそうで。
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立派な梁です。

狛犬は拝殿前に一対。
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平成7年(1995)建立の岡崎現代型。

本殿は一間社流造。
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摂社たち。
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八王子社、戸隠社、天照皇大神宮、水神社、秋葉社

御嶽山。
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ところでこの神社は西向き社殿となっています。
安曇野でも他地方と同様に南または東向きが圧倒的多数なので、
珍しいですね。なにか謂れがあるのでしょうか。

(撮影日:2013年3月4日)


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つい足元に目が行ってしまいます [火の見櫓(安曇野市)]

安曇野市穂高有明、富田の火の見櫓。
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穂高駅から山麓線へと向かうしゃくなげ線と広域農道の交わる富田交差点より
西へ少し走った集落内に立っています。

向きを変えると背景に地域のシンボルマウンテンであり守り神的存在の有明山。
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でも、なぜか足元にある仮設トイレに目が行ってしまって。。。

屋根は錆がきていますが、避雷針もまだしっかり立っています。
スピーカーがちょっと目立ち過ぎでしょうか。
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半鐘も錆びていますが、木槌が付属されているのを見てなんとなくホッとした気分。
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トイレの目立つ足元ですが、脚部の納まりもなんとなく気になります。
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アーチの納めが中途半端なのはよく見かけますが、
トラス納めのこれもまた中途半端な印象。
足の根元までもうちょっと伸びていればカッコよかったのだけれど。。。

しゃくなげ線を走っていると見える姿はけっこうすっきりしてカッコいいので、
遠望鑑賞向けの火の見櫓ということで。

(撮影日:2013年3月4日)


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半鐘は低いところで叩く!其の二 [火の見櫓(安曇野市)]

安曇野市堀金三田、田多井の火の見・・・櫓ではなく、火の見梯子。
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前エントリーの火の見櫓は集落の外れに立っているため、
この梯子の半鐘は中継半鐘の意味も含まれていると思われ。

山麓線、田多井公民館の敷地内に立っています。
立っていますというより、金網のフェンスに固定されている様子。
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ずいぶん錆が来ていますが、まだ半鐘は叩かれているのでしょうか。
敷地内には例によってスピーカー&無線アンテナ塔が立っています。
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そしてこの手の半鐘梯子を見かけるといつも気になるのが、その高さ。
およそ2m数十cmほどの背丈なんですが、この高さに深い意味があるのかどうか。
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透明タペストリーでU1教授も以前に指摘していた疑問です。
2m程度の高さの半鐘と十数メートルあるタワーの見張り台に据えた半鐘では
たしかに音の伝わり方に差が生じるでしょうが、
2mという適度に打鐘しやすい高さではなく、ちょっと背伸びしてギリギリなんとか
という高さとではさほどの違いもなかろうにという印象が残ります。

少しでも高いところで音が伝わりやすく。。。
でもあまり高いと梯子をよじ登るのが大変だし。。。
というところで微妙な高さ設定になったのかどうだか、今のところ不明。

安曇野界隈では梯子半鐘はあまりお目にかかりませんが、
それでも集落の片隅に数基ほど残存が確認できています。
この微妙な半鐘高さに答えがあるや否や、さて。。。

(撮影日:2013年3月4日)


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半鐘は低いところで叩く!其の一 [火の見櫓(安曇野市)]

安曇野市堀金三田、田多井の火の見櫓。
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広域農道の住吉交差点より西に向かい、
田多井の集落へ入る手前、JAあづみの三田支所に隣接して
消防団詰所の傍らに立っています。
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スラッとした全体像でバランスがよい印象。
屋根先や避雷針のカールも破損がなくていいですが、
見張り台の手摺もこの界隈に立つものの中では装飾的です。
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なによりスピーカーと無線アンテナといった後付設備のないことが
スッキリ感を高めてくれていますね。
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ちなみにこういう場合、たいていは隣接して
防災スピーカー柱が立てられていますが、こちらもごたぶんに漏れず。
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踊り場に半鐘を吊るしていたであろうアングルがありますが、
肝心の半鐘はというと・・・
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脚部のアーチも根元まで伸びていてカッコいいのですが、
この半鐘がちょっとマイナス点、、、かな?
消防団の方にはそれなりの事情があってのことなので
外部の者がどうこういうことではないですが、それにしても半鐘のこの取付け位置。
櫓を人間の体で例えてみれば、ここは・・・(ry。

アルプスを背景に撮影するにはちょっと厳しい位置関係ですが、
単体の姿はいい感じなので、おすすめのタワーです。

(撮影日:2013年3月4日)


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昭和末期に地元石工が彫り上げた狛犬 [狛犬・寺社(松本市)]

松本市並柳の、並柳神明宮。
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並柳小学校の東側、
弘法山から中山へと連なる山並みの山腹に細長い境内があります。

上の画像が一の鳥居で、下は二の鳥居。
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こちらは5年ほど前に建立されたもので、まだ新しいです。
画像の奥に三の鳥居が見えますが、鳥居は三体ともすべて靖国鳥居。
神明宮さんは天照大神をご祭神としますが、
鳥居は同じ神明系でも伊勢鳥居ではなく靖国鳥居である場合が多いですね。
まあ、神明宮に明神鳥居が建っているよりも普通に自然ですが。

拝殿。
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拝殿の傍らに立つ御神木。
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本殿。
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まだ新しいようです。
千木が内削ぎなのに鰹木は奇数の3本で、なんとなくしっくりきません。
由緒書きがなかったので詳細はよく分かりませんが、なにか事情があるのでしょうかね。

狛犬。
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昭和60年(1985)9月吉日建立。

石工さんは2名の共同作業。
阿形:伊藤博敏
吽形:岩岡道雄

伊藤氏はいつもお世話になっている松本市中央の伊等石材店の現社長。
この狛犬は社長が27歳の当時に制作したものということになります。

下は昨秋狛犬講座を開催した折に使わせて頂いた、狛犬制作風景の画像。
2013.03.10.namiyanagi13.jpg
実際設置されているものとはまた違った印象ですね。

狛犬のデザインは江戸をベースにした松本型の特徴が見られますが、
田近氏の狛犬でよく見られるような鬣のボリュームはかなり控えめで、
胴体のスリムなものが多い松本型に比べて全体にふくよかなイメージ。
阿形に押さえられている子獅子の様子も印象的です。
2013.03.10.namiyanagi11.JPG2013.03.10.namiyanagi12.JPG
伊藤社長によれば、
「吽形=父親の持つ松本手毬を、阿形=母親の元から狙っている子獅子」
というのが制作のイメージになっているのだそうです。
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そういう目で見ると、なるほど子獅子のやんちゃなイメージがより膨らんできますね。
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昭和60年代といえば、岡崎現代型が全国各地の神社を席巻している時代。
さらには中国製の狛犬も流通し始めてくる時代ではなかろうかと思います。
そんな時代背景の中で地元の石工さんが手彫りした狛犬一対は
ある意味とても貴重な存在だと言えるのではないでしょうか。

(撮影日:2012年6月3日)


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山裾に鎮座する立派な社叢の名社 [狛犬・寺社(松本市)]

松本市梓川、梓の大宮熱田神社。
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創建は平安期より以前まで遡ると推定。
梓川の水の恩恵を受ける里の守り神として
現社の西方にある本神山の山頂(1283m)に
梓水大神を祀ったのが始まりとされていて、
のちに祭事や参拝者の便を計るために里に下りて現在地に遷座し、
さらに天照大神、熱田大神、八幡大神の三神を合祀し、
現在に至っているといったところです。

山麓沿いに鎮座しているとはいえ山裾から少し離れているため、
社叢は山の森林から独立しており、非常に立派な鎮守の森を
単独で形成しています。
2013.03.08.oomiyaatsuta2.JPG

鳥居の傍らに立つモミの木は、樹齢約600年と推定。
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県の天然記念物に指定されています。
画像はないですが、境内には樹齢1000年ともいわれるネズコの木があったり、
神社の歴史の深さを肌で感じることができます。

手水舎。
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神楽殿。
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縁側の下になぜか古い農機具が。
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境内の一角に、古い絵馬や扁額が展示されています。
こういう見せ方は珍しいですね。
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拝殿。
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注連縄が立派です。

本殿は杮葺で一間社流造。
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室町期の建立とされ、国重要文化財指定を受けています。
これまた画像が残念ながらありませんが、
境内摂社の八幡宮の社も同じく国重文です。

さて、狛犬。
まず参道狛犬として、拝殿前に一対。
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大正11年4月、建立。
松本手まりでしょうか。阿吽ともに手にしています。
恐竜顔ですが、オリジナル性がありますね。

拝殿内に、神殿狛犬が二対居ました。

一対は石造の小型。
2013.03.08.oomiyaatsuta12.JPG2013.03.08.oomiyaatsuta13.JPG
なぜか阿吽が逆に置かれていました。

そして大宮熱田神社といえば、この子達でしょう。
2013.03.08.oomiyaatsuta14.JPG2013.03.08.oomiyaatsuta15.JPG
なんともはや、初めて目にしたときはびっくりしましたが、
狛犬講座をさせてもらったカフェバロのマスターの話によると、
木製狛犬の彼らの塗装は木曽漆塗りだそうです。
なるほど赤黒の色使いは漆塗りのそれですね。
派手な彩色の多い神殿狛犬ですが、
そのなかでもけっこう異彩を放っていますね。

メジャーな観光ルートから外れていますが、
だからこそ古社が持つ荘厳な静寂と
大社のもつ威厳の双方を同時に感じられる名社になっています。
穴場という言い方は語弊がありますが、
おすすめの神社です。

(撮影日:2012年6月3日)


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気品と風格ある社殿 [狛犬・寺社(上高井郡)]

上高井郡高山村、牧の子安神社。
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由緒書きはあったのですが、創建年は現地では分かりませんでした。

その由緒書きによると、信州に六社ほどある子安神社のうち
もっとも気品と風格のある社であると記されています。

道路から石段を上がって境内へ。
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鳥居をくぐると両脇に夫婦けやきの切り株が。
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近年になって老木となった古樹を切り倒し、
そこに改めて苗木を植えたのでしょうか。

本殿は決して大きいわけではないですが、
確かに装飾豊かで味わいのある立派な社殿です。
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欄間の龍などはとても素晴らしいです。
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妻面では力神が棟を支えているかのような装飾が。
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どちらも金網がちょっと邪魔っけですが、
鳥除けの防護網なんでしょうね。

境内の道祖神と二十三夜塔にお庚申さん。
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たぶん、神楽殿。
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隣地に建つ牧区民会館は立派な近代建築の雰囲気。
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狛犬は本殿前に一対。
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昭和17年(1942)5月建立の、岡崎現代型。
“大東亜戦勝春”と彫り込まれています。
太平洋戦争の緒戦で連勝に沸いているとされていた時期ですね。

石工は岡崎市の岡田晴吉。

訪れたのは昨年の春。
ちょうど桜が見頃で境内裏手にきれいな桜が咲いていました。
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(撮影日:2012年4月30日)


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やたらと高い台座にビッグサイズの狛犬 [狛犬・寺社(長野市)]

長野市、南長池の長池神社。
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昨年春、火の見櫓ツアーで北信エリアを巡回した折、
車で走行中にここの狛犬の姿が目に飛び込んできて
きゅうきょ立ち寄り取材したところ。

詳しい由緒書きもなく、予備知識もないまま訪れましたが、
御柱が立っていることで諏訪神社系だと分かりました。
じっさい、こちらでは時期が来ると盛大な御柱祭りを行っているそうです。
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狛犬は背の高い台座の上に乗せられており、
本体そのものもかなり大型なので、遠くからでも目立つ存在です。
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創建年や制作者は不明。
奉献した周辺集落の村の名前がずらっと彫り込まれています。
それらの名前から察するに大正時代より前なのかなという気もしますが、
狛犬の素材はどうもコンクリート製のように思えてなりません。

はじめはまったく気づかなかったのですが、
狛犬の肌の様子や玉の彫られ方、細かな表面デザインの仕上がりなど、
なんとなくコンクリート製の特徴が出ているかなという気がして、
改めて写真でじっくり見ると、とくにその印象を強くしてしまいます。
2013.03.02.nagaike7.JPG2013.03.02.nagaike8.JPG
でも、素材の鑑識眼は普段からぜんぜん自信がないので、
違ってたらごめんなさい。
全国的に見られるコンクリート製狛犬の制作年代は
昭和一桁から10年代前半に最も多いとも言われています。
それと上記の制作年代推定からいくと、微妙なところのようで。。。

拝殿の傍らにあった張り紙が気に入ったので一枚。
2013.03.02.nagaike9.JPG
あえて遠回しな表現なのがいいですね。

学校が休みの日曜日、境内の遊具で元気に遊ぶ子供たちの姿。
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村の鎮守の神様の、昔から変わらぬ風景がそこにありました。

(撮影日:2012年4月30日)


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善光寺の守り神(?) [火の見櫓(長野市)]

火の見櫓の記事エントリーは鮮度が命。

取材した火の見櫓がその1ヶ月後に解体撤去されたとか実際あった事実ですし、
そういうことが決して稀とはいえない状況なのが火の見櫓の悲しい現実。
なのでこれまで取材しておきながら記事アップが遅れてしまったものは
その存在が現時点でも確認できるものに限定してきました。
近所に立っていていつでも目にすることができるとか、
タイミングよく再訪することができたとか。

今回のエントリーはそのいづれのパターンでもない昨年4月取材の火の見櫓。
本来なら記事にアップするのはためらわれるところなのですが、
まあこれに関しては解体されているなんて心配は、今のところないでしょう。

長野市、善光寺の仁王門脇に立つ火の見櫓。
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観光や参拝のお客さんたちの多くが記念写真を撮っているポイントですが、
ふつう、火の見ヤグラーでなければ傍らに立つ火の見櫓など見向きもしません。
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見向きしないどころか、脳内センサーは感知すらしていないはず。
が、正面の仁王門より脇の火の見櫓のほうに気が走ってしまうのは
まさに火の見ヤグラーの中毒症状の現れwww。
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スタンダードな4脚タワーですが、
ブレースにターンバックルを使用せず
山形鋼と平鋼を組み合わせて構成しています。
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あまり見かけないパターンですね。

屋根と踊り場はそれぞれ四角形に丸形。
2013.02.27.zenkouji7.JPG
手摺はシンプルな縦格子ですが、根元のあたりを外に向かって膨らませていて
単調な手摺にちょっとしたメリハリをつけていますね。

世界遺産を目指しているという話の善光寺ですが、
そうでなくても木造建築の密集するエリア。
実際に半鐘を叩いたりしているのかは定かではないですが、
火の見櫓の存在意義は、ここではまだ保たれていくべきでしょうね。
2013.02.27.zenkouji4.JPG

(撮影日:2012年4月30日)


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タウン情報に掲載されました [その他]

松本平タウン情報。
信濃毎日新聞の折込タブロイド誌で、
週3回配達便に折り込まれていますが。

ここに昨日、狛犬の記事が掲載されました。
以前にU1教授とともに火の見櫓を記事にしてもらいましたが、
今回はそれと同じパターンで見開きの狛犬特集です。

松本平一円の代表的なものをピックアップして画像と
簡単な紹介文を載せてもらっています。
本当はもっと全国各地の優れた彫刻の狛犬とか
ユニークな造形のものなどあれこれ紹介したかったのですが、
紙面の都合で今回は残念ながら(^^)。

ちなみに記事内で、
阿礼神社の復献狛犬の復献年代を昭和54年としたのは間違いで、
正しくは昭和57年です。
あとカフェバロさんの住所が安曇野市三郷になっているのは
正しくは松本市梓川です。
両方とも自分のケアレスミスです(>_<)
謹んで関係各位にお詫びしますm(__)m

とにかく、こういう記事をきっかけに少しでも狛犬に関心を持つ人が増えて、
不遇な扱いを受けることの多い狛犬たちの待遇改善(?)に
貢献して行ければいいなという思いでいます。
芸術的にも優れた作品はたくさんありますし、
観光面で見てもひとつのジャンルを構成しうる素材だと実感しています。

まずは難しいことを考えず、
神社などに出かけた折には狛犬さんたちを
ゆったりを眺めてあげてください。

siogama.JPGsiogama1.JPG
gokoku2.JPGgokoku1.JPG
hukasi2.JPGhukasi1.JPG
2013.01.13.wakamiya1.JPG2013.01.13.wakamiya2.JPG
usa2.JPGusa1.JPG
2013.03.08.oomiyaatsuta14.JPG2013.03.08.oomiyaatsuta15.JPG
2013.01.14.arei3.JPG2013.01.14.arei4.JPG
2013.01.14.arei13.JPG2013.01.14.arei14.JPG
2013.02.15.goshamiya8.JPG2013.02.15.goshamiya4.JPG
sumiyosi2.JPGsumiyosi1.JPG
(以上、今回タウン情報誌に掲載された狛犬たち。)
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