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八幡様はやっぱり鳩が似合います? [狛犬・寺社(京都府)]

京都市左京区上高野三宅町、三宅八幡神社。
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出町柳から叡山電鉄に乗り、比叡山もしくは鞍馬へ向かう途中、
郊外の殆ど山裾にあたる場所に建っています。

由緒書きによると、
推古天皇の時代、小野妹子が遣隋使として筑紫のあたりを過ぎるとき、
病を患ったので宇佐八幡に祈願を込めたところ直ちに平癒したので、
帰朝後、宇佐八幡を勧請したのがこの神社の創建になるそうです。

ご祭神は応神天皇=八幡大神。
もとは別の場所に建立された後、備後三郎三宅高徳なる武将が
同地に移り住んで八幡神を祀ったところから、三宅八幡宮の名で
のちのち呼ばれるようになったそうです。

そして参道の脇に、でんっと構える大楠公の銅像。
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大楠公、、、そう、南朝きっての武将、楠正成公。
悪人扱いされることもしばしばですが、自分はそうは思いません。
以下、割愛。。。

と、そんな歴史薀蓄はほどほどにしておいて、
神社の参道に控える一対の、、、
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ハト。
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その昔、石清水八幡宮が宇佐神宮より八幡神を勧請した際、
白い鳩が道案内をしたという言い伝えがあり、
以来八幡宮では鳩を神使としたということで、
同社でも対の鳩が参詣者を迎えてくれています。
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阿吽にはなっていませんが、向かって左は足を折り畳んだ姿勢、
向かって右は立っている姿になっています。
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いちおう、といっては叱られますが、
ちゃんと守護獣としての狛犬さんもいます。
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市川団十郎の井桁。
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といっても、現代の団十郎ではなく明治時代、九代目市川団十郎のこと。
明治23年に寄付したもので、正面に団十郎の家紋、三枡紋が入っています。

神楽殿と拝殿。
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そして拝殿前にも狛犬さんが一対いるのですが、、、
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なぜか檻に放り込まれてしまってます。
なにか悪さでもしたんでしょうかね?

とにかく、同社は鳩さんですね。
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画像は子供の守り神「神鳩(しんはと)」。
お宮参りの際に土製のつがいの鳩を受け取り、
無事に成長したらお礼参りで返しに来るということで。
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なんとなく、わらべうたの「とおりゃんせ」を思い出しますが、
ここの鳩返しでもやはり“行きはよいよい帰りはこわい~♪”なんでしょうかね?

三宅八幡神社公式HP

(撮影日:2013年4月7日)


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