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京都で狛犬の最も多い(?)神社(前編) [狛犬・寺社(京都府)]

去る4月6日~7日に観光・・・敢行した、
京都狛犬&火の見櫓取材ツアー。

さて、いよいよ、、、というか、ようやくもって(!)今回で最終回です。
(さすがに記事アップに少々疲れてしまいました。。。)

最終回に相応しいネタとして、
京都でもっとも多くの狛犬を抱えるといわれている神社をご紹介。。。
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京都市上京区馬喰町、北野天満宮。

大宰府天満宮と並び、天神様のご本家のひとつとして超有名な神社さま。

北野天満宮HP

学問の神様としても有名な、菅原道真公をお祀りする神社ですが、
狛犬ファンにとっては、京都随一、狛犬の数が多い神社としても有名で。
(注:“最も”多いのかどうかは、現時点で知りうる情報に基づくものです、あしからず。)

今出川通に面した表参道の大鳥居。
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その足元に控えるのが、まず一対目の狛犬。
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昭和9年建立。
いきなりブロンズでスタートです。
台座が高いので見上げる感じになり、けっこう威圧的。
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一部情報によれば京都市内でもっとも大きい狛犬になるらしいですが、
全長5mという、台座を含めた数値が根拠になっているようなので、
本体だけであれば他にも大きいものが存在するかも。
ちなみに画家竹内栖鳳の考案によるものだそうですが、
竹内さんのことはよく知りませんので。。。

鳥居をくぐると、すぐ目の前に二対目。
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明治16年(?)建立。
影向松と呼ばれる、ご祭神に所縁ある松とのこと。
「初雪の日 御祭神 この松に影向(降臨)ありて 歌をよみ給う
と古くより伝えられ 毎年初雪の日(三冬の内) この大前にて初雪祭を行う」
(by由緒書き)

長い参道、其の一。
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そして三対目。
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明治10年建立。
阿形の頭では鳩がまったり、吽形は玉取り。
台座に刻まれた文によれば、長州の石工による制作で
長州の関係者によって奉献されたとのことです。
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詳細は文章が漢字だらけの旧字体なのでよく読めませんでしたが、
奉献者には長州藩(←あえて藩と書きます)の名前がずらり。
奉献の詳しい経緯はネットのどこかに出ていたと思うので、そちらをご参照下さいませ。

長い参道、其の二。
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その参道脇に立つ小さなお社、伴氏社(ともうじしゃ)。
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菅原道真公の母君がご祭神ですが、それよりここが有名なのは
この石鳥居こそが京都三珍鳥居のひとつだからで。
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柱脚部の台座が蓮弁が刻まれているのが珍しく、
さらに貫と笠木の間に取り付く束が笠木に食い込んでいる様子が
とても珍しいものであるところから来ているようです。

過去エントリーの京都三珍鳥居。
「厳島社(京都御苑)」
「木嶋神社」

二の鳥居前にいる、四対目の狛犬。
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明治21年3月建立。
比較的見た目はきれいにされているのですが、
なぜか台座部分だけ苔むし方がきついですね。なぜに?

長い参道の先にようやく見えてきた楼門。
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そして石段前に鎮座する、五対目の狛犬。
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明治19年建立、、、だと思います。(数字が読みづらい。。。)
御神紋の梅が光ってますね。

楼門をくぐると、左手にあるのが絵馬所。
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そして参道は続くよ、どこまでも。。。
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六対目の狛犬。
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明治15年11月建立。
顔がワイドです。

参道脇に立つ、重厚な摂社。
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そして、天満宮といえばやはり・・・
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そうです、牛さんです。

狛犬さんを半分まで終えたところでひと休みして、
境内各所に鎮座する天神様の神使の牛さんをご紹介。
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ということで、狛犬に負けず劣らず牛さんも多数。
っていうか、天満宮なら当たり前かも、ですが。

では続けて狛犬さんの紹介に戻ります、、、と、言いたいところですが、
まだ先が長くなりそうなので、ここでいったん記事を締めて、
“後半に続く”にしたいと思います、はい。

あぁ、これで最終回にするはずが。。。

(撮影日:2013年4月7日)


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