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飯山にも在った、道路跨ぎ [火の見櫓(飯山市)]

飯山市飯山、愛宕寺町の火の見櫓。
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そうです、ここにも道路跨ぎの櫓が在りました。

愛宕寺町は通称“仏壇通り”とも言われているらしく
仏壇仏具を取り扱う店が軒を連ねる通りですね。
豪雪地帯の街並みらしく、新しく整えられた雁木の通りが
雰囲気を醸し出しています。

そんな通り沿いに立つこの火の見櫓。
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表通りから路地への出入り口に立っているのですが、
路地そのものが細いため、背が高い割りにけっこうスリム。
おまけに足ながっ!

細身だから柱脚の幅が根元からすでに狭い。
アーチの曲線部が車などにぶつからないよう
その高さがかなり確保されているといった印象。

で、道路跨ぎというだけでも珍しいタイプなんですが、
櫓への登りかたもおかしなことになっていて。
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足元から最初の踊り場までは梯子ではなく
足がかりだけで上るようになっているタイプ。
それ自体は飯山エリアで比較的よくみかけるタイプですが、
他と違うのは、ここのはオーバーハング式で上るようになっていること。
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柱脚を跨ぐように外側から足をかけて上るのかとも考えたのですが、
直上の踊り場のステージの開口位置を考えると
柱脚の内部側でよじ登るように作られているものと考えざるを得ず。
ユニークですが、消防団員さんもけっこう腕力鍛えられますね。

デザイン的には立地の都合もあってか、けっこうスリムで、
3階建ての建物も多い市街地にあって頭ひとつ抜け出すほど
高層の部類に入るかと思います。
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途中の踊り場も3段あって、半鐘は見張り台のほか、
最下段の踊り場にも設置されています。
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4本の柱の上部へ向かう絞りの様子が直線的なのは、
飯山エリアでよく見かけるデザインですね。

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足元に“頭上落雪注意”の看板。
今度は雪が降り積もった様子を見学してみたいものです。
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なぜか脚一本だけコンクリートの根巻きが。
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(撮影日:2013年6月9日)


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