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黒石市消防団第三分団第三消防部屯所 [火の見櫓(青森県)]

黒石市甲徳兵衛町に建つ、黒石市消防団第三分団第三消防部屯所。
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大正13年(1924)建築。
三箇所の木造屯所のなかでは最も風格を感じさせられ、
平成15年には青森県重宝にも指定されています。
屯所は日本の道百選にも選定された「こみせの町並み」からも近く、
観光パンフレットなどでも紹介されていることから、
火の見ヤグラーでない一般観光客も訪れることがあるようです。

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同じく2階建て+望楼の構成で、第二分団と同様に木製車庫扉+窓も木製仕様。
単純な切妻でなく入母屋破風の仕上げで外観のアクセントができており、
とくに望楼は唐破風的で他の屯所よりデザインアレンジが優れています。
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県宝ということで建物の解説板が備えられており、それによれば
もとは2階にバルコニーがあったものの、1階部の増築に伴って撤去され、
現在の様式に落ち着いたとのこと。
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また望楼は内部が3層になっており、
実質的に5階建ての構造となっているそうです。
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消防屯所としての実務的な拠点としてのみならず、
地域景観のシンボルタワーとしての存在意義、
さらには全国の火の見櫓の聖地のひとつとしても、
これからも末永く活躍し続けて欲しいと思います。

以下、おまけ画像。
こみせ通り他、黒石の様子。
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(撮影日:2013年8月14日)


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黒石市消防団第二分団第二消防部屯所 [火の見櫓(青森県)]

黒石市元町に建つ、黒石市消防団第二分団第二消防部屯所。
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建築は大正9年(1920)ですので、あと数年で築100年となる屯所です。
とくに文化財指定を受けているわけではないですが、
市内に残る主要木造屯所の3箇所のなかでは最も古い建物です。
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ネットで検索して得た新聞記事の転載情報によると、
当初は消防事務所として活用されたとあり、
近年になってアルミシャッター&サッシなどを木製扉などに復元するのを含む
改修工事を実施し、現在の姿になったということです。
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山形町の第一分団屯所同様、2階建ての屋根上部に望楼が付属しており、
ここでは半鐘はその望楼の内部に吊り下げられている模様です。
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ここでもやはりホース干し塔が敷地内で建物に隣接して立っています。

屋根や望楼の壁面は板金ですが、
車庫扉や窓が木製に復元されたことで、
第一分団のそれよりも、より雰囲気よく見えますね。
それに第一分団もそうでしたが、望楼はやはり地方色の赤色仕上げ。
雪深い時期に訪れてみたいものです。
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(撮影日:2013年8月14日)


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黒石市消防団第一分団第一消防部屯所 [火の見櫓(青森県)]

黒石市山形町に建つ、
黒石市消防団第一分団第一消防部屯所。
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黒石市というと、火の見ヤグラーにはすっかりお馴染みとでもいうべき、
望楼つきの有名な消防屯所が数箇所に現存し、
なかでも第三分団の屯所は青森県宝に指定されるなど、
歴史的評価も高い貴重な存在の建物となっています。

しかも黒石市は2001年9月8日~9日、
全国で初めて「火の見やぐらサミット」が開催された都市であり、
全国のヤグラーにとっては聖地のひとつといってよいかもしれません。
(ちなみに火の見櫓サミットはその後2003年2月、
静岡県中川根町(現:川根本町)にて第二回目が開催されました。)

そんな火の見櫓のメッカ、黒石市の消防屯所めぐりの一箇所目。
第一分団の屯所。
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情報によれば昭和21年の建築になるそうです。
二階建て(?)の木造屯所の上に望楼を付属させて、
半鐘はその望楼の窓外に吊り下げられています。
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敷地内で建物に隣接して鉄骨のホース干し塔が立っていますね。
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建物の仕上げが金属サイディングとアルミシャッターですが、
デザインはおそらく新築当時に保っているであろうと思われ、
黒石の代表的な景観の構成要素となっています。

第二分団屯所と県宝の第三分団屯所は続いてエントリーします。

(撮影日:2013年8月14日)


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