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4脚直立の火の見櫓 [火の見櫓(飯田市)]

飯田市鼎名古熊の火の見櫓。
2014.05.04.kanae1.JPG
名古熊の消防屯所の傍らに立ち、
やや細身の4脚柱で、柱が直立しています。

ブレースがリング式ターンバックルではなく
平鋼が使用され、梯子は一面の外側に装着。
これで平面形が台形だったりしたら
関西型に近いデザインになりますね。
2014.05.04.kanae2.JPG
2014.05.04.kanae3.JPG

スタンダードな末広がり4脚タワー型が多い地方かと思いきや、
こういう細身直立型も多いのでしょうか。
あまり訪問機会のない地方はこういう疑問の多いこともまた
巡る楽しみのひとつではないかと。

(撮影日:2014年5月4日)


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年銘のあるものとして長野県内最古説の狛犬 [狛犬・寺社(飯田市)]

飯田市中村、八幡社。
2014.05.04.nakamura1.JPG
国道153号中村交差点から県道223号を東へ入り、
県道491号との交差点手前右側の高台の上に鎮座しています。

県道脇に一の鳥居。
石段の途中に二の鳥居が待っています。
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2014.05.04.nakamura3.JPG
石段の凸凹感がなんともいえません。

石段を登りきると広々とした境内が広がり、
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右手には大正年間建立の戦捷記念碑と
平成(昭和?)年間の祈平和の従軍記念碑が並び立っています。
2014.05.04.nakamura10.JPG2014.05.04.nakamura9.JPG
それぞれの時代背景を映した記念碑ですね。

狛犬は拝殿前に岡崎現代型が一対。
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2014.05.04.nakamura6.JPG2014.05.04.nakamura7.JPG
昭和63年3月吉日建立。

そして同社のシンボル(?)でもある、表題にも書いた
年銘のある狛犬として長野県内最古の説もある子達は
拝殿を抜けて本殿の縁側にそっと静かに鎮座しています。
2014.05.04.nakamura11.JPG2014.05.04.nakamura12.JPG
延宝6年建立、、、のようです。

のようですというのは、自分は現地で年号を確認できずじまいで。
検索した情報によれば、ということにしておきますが、
きちっと観察調査した人の情報のようなので、間違いはないと思います。
(ただし出回っている情報は延保と誤表記されているものを見かけますが)

2014.05.04.nakamura13.JPG2014.05.04.nakamura14.JPG
本体は制作年代の割には状態は比較的よさそうにも見えます。
おそらくずっと神殿の屋根掛かりの場所に据えられていたのでしょう。
縁側とはいえこの点は非常に大きかったのだろうと思います。

とはいえ、表情はさすがに風化の進行もあって目鼻の様子は
ほとんど分からなくなってしまっているのが残念です。
2014.05.04.nakamura15.JPG2014.05.04.nakamura16.JPG
というか、もともと彫りがそんなに深くないんでしょうね。
2014.05.04.nakamura17.JPG
素朴感が可愛いはじめちゃんでした。

(撮影日:2014年5月4日)


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安政5年の稲荷狐 [狛犬・寺社(飯田市)]

飯田市愛宕町、愛宕稲荷神社。
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狛犬は居ないのですが、安政5年の狐さんがいるということなので、
予定を組んで訪ねてみました。

飯田市市街地、国道256号三州街道の国合同庁舎前交差点より東に入ると、
突き当たりに境内入口があります。

社殿は回り込む形になるので、表参道がこちらであるのかは分かりません。
社殿正面側(東側)には石段があり、こちらが正式な参道になるのかもしれませんね。
2014.05.04.atago17.JPG

長野県神社庁HPによると、同社の創建は文治年間、
飯坂城主坂西由政が伏見稲荷より勧請し、知久町南端に奉祀したのが始まりとのこと。
文禄年間、飯田城主京極高知が城下の掛道を整理する際、
飯坂城跡で当時愛宕山地蔵寺の境内であった当地へ奉遷。
その時から「愛宕稲荷神社」と称するようになったとのことです。
その後、明治44年に境内に祀られていた愛宕社を合祀しました。

境内社。
2014.05.04.atago2.JPG

市天然記念物に指定されているエドヒガンザクラの古木。
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本殿は屋根だけ。
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幾つかの鳥居をくぐった先、肝心の狐さんは拝殿前に居ました。
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安政5年午5月吉日建立。
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2014.05.04.atago11.JPG2014.05.04.atago12.JPG
いかにも狐らしい狐の表情。
阿形のほうは出っ歯が特徴ですね。

狐というのは狛犬と違ってデザインがリアルなのが普通で、
ここの子達も例に漏れずリアルなんですが、
それでも後姿を見るとプロポーションが微妙なのが分かりますね。
2014.05.04.atago13.JPG2014.05.04.atago14.JPG

同社にはこの子達とは別に拝殿脇にもう一対の狐たちが居ました。
2014.05.04.atago15.JPG2014.05.04.atago16.JPG
こちらは昭和5(1930)庚午年7月建立。
石工:布施菊三郎。
この石工名は飯田界隈の狛犬はじめ石造物ではよく名が出てくるようです。

飯田市というのは段丘が大きくて崖地が多い土地なのは以前から知っていますが、
ここ愛宕神社はその段丘の上にあって、境内からは“対岸”がよく見通せます。
2014.05.04.atago18.JPG
町全体が坂の町の様相なのですが、坂のある町が好きなものとしては
飯田の市街地もゆっくりと歩いて巡ってみたいところだと改めて思いました。

(撮影日:2014年5月4日)


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火の見やぐら on abn [その他]

少し報告が遅くなってしまいました。。。

先日、5月27日に火の見やぐらがテレビにて放送されました。
abn長野朝日放送にて平日夕方放送されている“abnステーション”という番組で、
そのなかのミニ特集のようなコーナーで県内各地の火の見やぐらを紹介するというもの。

今月半ば頃から二週連続で各地の火の見やぐらを取材してまわり、
数箇所のやぐらを映像と画像にて紹介してもらいました。

番組のキャスターでもあり、同特集の企画者でもある草田アナも
もともと映像を取る際に火の見やぐらを風景要素として捉えることがあったものの、
今回の取材を通じて改めて火の見やぐらへの関心が高まったとのことでした。

ローカル番組なので長野県内でしか放送されなかったのが残念でしたが、
内容は短い時間ながらもコンパクトにまとまっていて、
ユニークなデザインや美しいフォルム、歴史的な要素をまとった地域遺産として、
一般の人の関心に訴えるには上々の内容だったのではないでしょうか。

春先からこっち、新聞やらラジオやらとメディアへの出演が続きましたが、
このテレビ放送にてひとまず一段落です。
ただ、今度は狛犬に関する作業が長期にわたって続くことになったのですが、
その件については別に記事をエントリーしたいと思います。

番組では先日の新聞記事同様、
透明タペストリーのU1教授とふたりで出演しました
専門的な部分を含め、コメントは教授にお任せして、
自分は適当にニヤニヤ笑ってました(^^;
お忙しいところ、取材に一緒に行って頂いた教授が講師を務められる
カフェバロのミニミニ講座「火の見やぐらって面白い」の第二弾も、まもなく開催。
楽しみが続きますね。

以下、番組に登場した火の見やぐらたちの画像。
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西洋な顔立ちの狛犬? [狛犬・寺社(飯田市)]

飯田市羽場権現、元山白山神社。
2014.05.04.motoyama1.JPG
今回の取材ツアーに出る前に情報検索をしているとき、
同社の狛犬が西洋的、混血狛犬だとかいうのをどこかで目にして、
それで訪れた次第なのですが。。。
その肝心の紹介文があったウェブサイトがどこか忘れてしまったという。

で、実際に実物を拝みにやってきたわけですが。
2014.05.04.motoyama2.JPG
2014.05.04.motoyama3.JPG

一の鳥居をくぐり、石段を上がると、その石段の途中に鎮座していました。
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2014.05.04.motoyama6.JPG2014.05.04.motoyama7.JPG
建立年は台座にあるのですが、10月4日と月日は判るのですが
年の数字がいまひとつ読み取れません。
大字で“参”と書かれているようにも見えるので、であれば
昭和13年10月4日となるはずです。
が、10月が“拾”ではなく“十”で記されているので、そう思うとあるいは
昭和16年10月4日と読み取れなくもないです。
ネットの狛犬サイトでこの狛犬を紹介している欄を見ても
年代については昭和12年だったり18年だったりとバラバラです。
とりあえず、断定せずに戦前~戦中にかけての作ということにしておきましょう。

で、肝心のデザインについてですが、
なるほど西洋的とはよくいったもので。
2014.05.04.motoyama8.JPG2014.05.04.motoyama9.JPG
2014.05.04.motoyama10.JPG2014.05.04.motoyama11.JPG
たしかにルックスはどことなく西洋っぽさを感じなくもない、、、かな?
イエズス会の神父にこんな頭をした人、居ませんでしたっけ?

神社探訪狛犬見聞録さんのサイトでは
この地の狛犬と岡崎現代型の融合したような、と表現されています。
飯田地方の狛犬を本格的に観察したのは今回の取材ツアーが初めてなので
その特徴をまだ完全には掴んでいないのですが、
少なくとも岡崎とも交流のあるはずのエリアですから、
石工の業界でもなんらかの影響の与え合いはあったと考えても不思議ではないですね。
2014.05.04.motoyama12.JPG2014.05.04.motoyama13.JPG

石段を登りきったところで拝殿。
2014.05.04.motoyama14.JPG
由緒書きが見当たりませんでしたが、社名から察して
ご祭神は白山比咩と考えるのが普通でしょうね。

社務所。
2014.05.04.motoyama15.JPG

天満天神。
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石段の途中には神楽殿のような建物がありました。
2014.05.04.motoyama4.JPG

2014.05.04.motoyama17.JPGご神木は下の境内に。

飯田市でも郊外に鎮座する神社。
静かな環境でいい雰囲気でした。
2014.05.04.motoyama18.JPG

(撮影日:2014年5月4日)


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飯田の火の見櫓 [火の見櫓(飯田市)]

飯田市切石樋の沢の火の見櫓。
2014.05.04.iida1.JPG
このGW中の下伊那飯田方面取材の中で
とくに訪問予定ではなく、、、というか、
予定していた移動ルートを間違えてしまったことで
たまたま出会うことになった火の見櫓。

同地方のタイプはほとんど詳細事情が分かっていないのですが、
4脚柱はスタンダードモデルでしょう。
これは基本に忠実な全体プロポーションな印象です。

2014.05.04.iida2.JPG
屋根は4角形。
見張り台は4角形ベースで面取りを施した変則8角形。
スピーカーとアンテナがデザイン的に少々、といったところ。

2014.05.04.iida3.JPG
足元はアーチではないですが、トラスが端部まで伸びていていいですね。

銘板。
2014.05.04.iida4.JPG
制作会社は山浦鉄工株式会社とあります。
これは現在の株式会社ヤマウラのことのようで、
当時の社名が使われはじめ、且つ駒ヶ根市に本社が置かれたのは
昭和36年8月ですので、この火の見櫓はそれより以降の建設となるはずです。
(社歴の情報は同社のHPに拠る)

建立年の記載があればベストでしたが、
社名があれば外部の者が観察してもある程度のことは推測できます。
狛犬でもそうですが、たかが記銘されど記銘、未来への大切なメッセージですね。

(撮影日:2014年5月4日)


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阿吽が逆さのはじめ狛犬 [狛犬・寺社(飯田市)]

長野県飯田市山本、七久里神社。
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中央道の飯田山本インターより少し北寄り、中央道の西側に鎮座。
高速道路のたもとから参道が続いています。

一の鳥居は上の画像。

二の鳥居。
2014.05.14.nanakuri2.JPG

そして三の鳥居から石段が続きます。
2014.05.14.nanakuri3.JPG
2014.05.14.nanakuri4.JPG

由緒書き。
2014.05.14.nanakuri26.JPG2014.05.14.nanakuri25.JPG
これによると創建は天授2(1376)年となっています。
信濃宮と呼ばれる後醍醐天皇の御子宗良親王ゆかりの神社ということで
元号も南朝のものを使用しているのですね。

ご祭神は誉田別八幡神。
相殿として建御名方諏訪神と健速素戔男津島神。

境内には御柱も立っています。
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根元からくねっと曲がったまま伸びている松の木がすごいですね。
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社務所。
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拝殿。
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本殿。
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拝殿の向拝にいるのは、、、鬼子?
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津軽で見かけたような鬼の面容ではないですけどね。
同社の秋季大祭は裸祭りであるようなので、
それに何らかの関係があるのでしょうか。

同じく拝殿の木鼻にいる狛犬たち。
2014.05.14.nanakuri10.JPG2014.05.14.nanakuri11.JPG
ユニークな表情をしています。

そして本題の参道狛犬。
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建立年不明のはじめちゃん。
阿吽が左右反対に座っています。
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口が大きく、顔面は平面的。
この地方のはじめちゃんの類型に見られるデザインが
踏襲されていると思われます。
2014.05.14.nanakuri18.JPG2014.05.14.nanakuri19.JPG

反対配置ながらも吽形の歯を剥き出しにした様子は
安布知神社のお猿さん的狛犬に似た空気を感じますね。
2014.05.14.nanakuri20.JPG2014.05.14.nanakuri21.JPG
比較的近いエリアですし、あるいは制作の参考にでもされたでしょうか。
この子達は作者はもちろん制作年も不明ですから、
ひょっとすると同じ作者である可能性もゼロではないですしね。
2014.05.14.nanakuri22.JPG2014.05.14.nanakuri23.JPG
いろんな想像が許されるのも年代モノの狛犬ならではですね。

境内からは参道の向こうに中央道。
その遥か彼方に南アルプスが望めました。
2014.05.14.nanakuri24.JPG

(撮影日:2014年5月4日)


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南信州の浪速狛犬 [狛犬・寺社(下伊那郡)]

下伊那郡阿智村春日、春日神社。
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国道153号沿いにあり、神社前を通過するとすぐ飯田市という立地。
その国道から切り通しの階段を上がり、参道を歩いた先に社殿。
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創建は1192年で、春日大社より勧請されたとのこと。
いい国作ろう鎌倉幕府ですね。

ご祭神
健甕槌命
経津主命
天児屋根命
三柱姫命
健速須佐之男命
誉田別尊

本殿は享保20(1735)年の歴史ある立派なもののようですが、
うまく撮影できない状況でした。
2014.05.04.kasuga19.JPG
頑張ってこの程度。。。

その社殿にかかっていた額の絵は天岩戸のシーンの模様。
2014.05.04.kasuga2.JPG

狛犬は拝殿前に一対。
2014.05.04.kasuga7.JPG2014.05.04.kasuga8.JPG
大正2年9月建立。
石工:名古屋市新榮町田中鉄次郎刻。
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名古屋の石工さん制作のようですが、浪速狛犬の特徴を持っています。
2014.05.04.kasuga11.JPG2014.05.04.kasuga12.JPG
2014.05.04.kasuga13.JPG2014.05.04.kasuga14.JPG
吽形は頭の上に小さな角が見えますね。
本家の大阪や京都でも年が新しくなるにつれ
伝統の吽形の角も徐々に小さくなっている傾向が見られるそうなので、
これもまたそうした時代の流れにのったデザインなのでしょう。
2014.05.04.kasuga15.JPG2014.05.04.kasuga16.JPG
長野県下、とくに自分の所在地の中信エリアでは
関西系のデザインはあまり見かけないので、ある意味新鮮でした。
2014.05.04.kasuga17.JPG

(撮影日:2014年5月4日)


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お犬様なのか、お猿様なのか・・・ [狛犬・寺社(下伊那郡)]

下伊那郡阿智村駒場、安布知神社。
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阿智村の中心エリア、国道153号から西側に入り、
阿智村第一小学校に隣接して鎮座しています。

参道入口に立つ由緒書き。
2014.05.04.afuchi2.JPG
ご祭神は、
天思兼命
須佐之男命
誉田別尊。

「先代旧事本紀」には、天思兼命は信濃国に降り立ち、
信之阿智祝の祖になったとされているそうです。
天岩戸神話にもあるように天思兼命は知恵の神とされており、
隣接の小学校の児童にはありがたい神様ではないでしょうか。

参道途中の埋もれた水路の石橋。
2014.05.04.afuchi4.JPG

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表参道脇に立つ慰霊碑。
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急坂の石段を上がると拝殿が迫ります。
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本殿は覆い屋のなか。
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本殿および拝殿は阿智村有形文化財指定。
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境内社。
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少し戻り、石段の両脇、玉垣の手前に狛犬が一対座っています。
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2014.05.04.afuchi13.JPG2014.05.04.afuchi14.JPG
いちおう阿吽になっていますが、どうみても獅子とは思えません。
2014.05.04.afuchi15.JPG2014.05.04.afuchi16.JPG

普通に考えると、犬または猿。
2014.05.04.afuchi17.JPG2014.05.04.afuchi18.JPG
顔をアップで捉えるとやはり猿っぽい。
阿形は口を開いているというより、イーッと歯を剥き出しているような印象。

普通にお猿さんが体育座りしている様子に見えますね。
2014.05.04.afuchi19.JPG2014.05.04.afuchi20.JPG
現地ではハッキリと確認が取れなかったのですが、
ネット検索した情報では延享年間の作品になるそうです。

延享と言えば江戸中期(1744~1747)。
下伊那地域で見られる素朴な狛犬のジャンルにはいる可愛い子達ですね。
2014.05.04.afuchi21.JPG
2014.05.04.afuchi22.JPG

(撮影日:2014年5月4日)


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鉄柱のホース干し兼半鐘塔 [火の見櫓(下伊那郡)]

下伊那郡阿智村伍和、阿智村消防団第三分団詰所の塔。
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少し前のエントリーに続き、ホース干し塔に半鐘が付属したスタイルです。
こちらは少し細身の鉄柱スタイルで、
半鐘もツルリとしたデザインのものが柱と同じ緑に塗られています。
2014.05.04.64.3.JPG
県道64号線沿いの阿智中学校の近所に立っており、
傍らの分団詰所もそれなりのものであることから、
ここは間違いなくタワー型の火の見櫓が立っていたことでしょうね。

防災無線アンテナとスピーカーの類は
詰所裏手に別に塔が建てられ機能していました。
2014.05.04.64.2.JPG

(撮影日:2014年5月4日)


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