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姿を消していた火の見やぐら [火の見櫓(上高井郡)]

3年前の取材した火の見やぐらで今年の再訪にて撤去済みを確認したうちの1基。

長野県上高井郡高山村、牧地区の火の見やぐら、、、でした。
20120430maki1.JPG
撤去されたのは2012年6月。
自分が取材したのは同年4月30日ですから、それからほぼ一ヵ月後。
まさにこの火の見やぐらの最後の雄姿だったわけですね。
たしか取材後にこのやぐらのブログ記事を書こうとしていた矢先に
ネットで同やぐらのことを調べていたときに撤去の話を知ったと記憶しています。
そのことがあって、同じ日に高山村周辺で調査取材した火の見やぐらたちの記事を
ブログにアップするのが躊躇われてしまったというわけで。

改めて撤去後の現地を再訪。
20120430maki2.JPG20120430maki3.JPG
やぐらの立っていた場所は背後の民家の塀が延長され、きれいに囲われていました。
きっともとから同家の敷地を借地として利用させてもらっていたのでしょうね。
同じ敷地の一角に立っていた道路標識も同じく撤去(移転)されていました。

高山村のなかでも同地区は標高の高い地域にあるうえ、
やぐらそのものもかなり高層なので、けっこう目立つ存在だったのですけどね。
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銘板によれば長野市の鉄工所の制作と分かりました。
20120430maki6.JPG
「昭和三十年竣工
 松澤工業株式会社製作
 長野市長門町一〇七九」

三十の文字が手直しされている風に見えますが、
算用数字を漢字に直したりとかしたのでしょうかね?
製作したその年を間違えたということもないとは思いますが。

いづれにしても、今はもう見ることのできない火の見やぐら。
集落のシンボルタワーも時代の流れには抗えない現実は寂しいことですね。
20120430maki8.JPG

(取材日:2012年4月30日/2015年5月4日)



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