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旧街道の枡形に聳え立つ火の見櫓@松本市上波田地区 [火の見櫓(松本市)]

このエントリーは
まちづくり・・・安曇野暮らし」に過去アップされた記事の転載です。

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松本市波田、上波田地区。
旧野麦街道沿線に立つ火の見櫓。

2012.06.04.2.JPG

街道の枡形になっている地点にあり、消防団詰所の背後でさりげなく、
でも背が高いのでけっこう目立つ存在です。

2012.06.04.1.JPG

町なみ環境整備事業を活用して道路をはじめとする
生活環境が整備され、きれいな石畳の道路となりました。
道を進んだ先には、国重要文化財の田村堂や隣接地に波多神社があり、
街道と一体で付近の環境が整えられています。
(仁王の股くぐりで有名な仁王門とか、古刹の写真は一切撮り忘れました。。。)

で、火の見櫓ですが、けっこうな背の高さがあり、
全体のプロポーションも美しい立ち姿。

2012.06.04.3.JPG

一段目の横架材に最初の踊り場が設けられていますが、
工夫すれば隣接の詰所階段の2階踊り場側から直接行き来できそうな感じですね。
もっとも、日々半鐘を鳴らすということがなくなってしまっているご時世では、
さすがにそこまでする必要もないのでしょうけど。

2012.06.04.4.JPG

以前同じような踊り場のスタイルを持つ火の見櫓を見ましたが、それは3脚柱。
以前のブログ記事
今回のは4脚柱でかなり末広がりの足元なので
ハシゴの設置位置が正面でなければ車一台駐車できるほど。

半鐘は踊り場に一基。
打ち鳴らされることはもはやないのかもしれませんが、
古民家が軒を連ね、屋敷林が美しい景観を醸す伝統的町なみの守り神として
いつまでもここに在り続けて欲しいものです。


より大きな地図で 松本市上波田の火の見櫓 を表示

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松本市奈川の火の見櫓3(あれやこれや) [火の見櫓(松本市)]

このエントリーは
まちづくり・・・安曇野暮らし」に過去アップされた記事の転載です。

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さきの2エントリーとは別にある奈川の火の見櫓を紹介。

2012.01.13.18.JPG
2012.01.13.19.JPG
2012.01.13.20.JPG
奈川の古宿という、奈川支所に程近い集落。
昨日のエントリー記事に載せたものと同タイプ。たぶん、双子。
足元から一段目の横軸までいったん柱脚を絞り込んで、
そこから曲がりを付けずに見張り台まで直線のまま控えめに絞込み。
見張り台は多角形で屋根がそれより一回り小さい。
避雷針や細部の飾りまで瓜二つ。おまけに照明器具まで同タイプ。
強いて違いをあげれば半鐘がセンター吊りが持ち出しか、くらいかな。

で、「まあ同じ村だし、同じ鉄工所が作れば同じものがふたつあっても・・・」
などと思いながら車を走らせていると、さらに一基。

2012.01.13.21.JPG
2012.01.13.22.JPG
2012.01.13.23.JPG
田ノ萱という集落。先の古宿地区から少し下流に行ったあたりで、
これまたまったく同型の火の見櫓を発見。
けっきょく双子ではなく三つ子だったという話。

両者とも野麦街道の旧道と思しき、それぞれの集落内の中心的な場所に立っていました。
錆び具合まで似せなくてもいいのになぁ、と思ってみたりもして。

2012.01.13.24.JPG
三つ目に見つけた櫓は中ほどにも半鐘の付属しているのが特徴ですが、
古宿のほうにも半鐘を吊り下げていたと思しき持ち出し梁のような単管があったので、
たぶん取り外してしまったのだろうと推測。

“みんな違ってみんないい”というのが火の見櫓鑑賞の真髄なはずですが、
ここまでそっくりさんが続くと逆に「いったいいくつ同型があるのだろう?」
という興味も沸いてきます。

ちなみに奈川集落の火の見櫓は他にもまだまだ。
確認できたなかでは以下のふたつもありましたので、参考までに添付します。

2012.01.13.9.JPG
2012.01.13.10.JPG
寄合渡地区の外れあたり。
背景の小屋と合ってたりするのですが、やはり錆び具合がちょっと残念。
でも半鐘はいいもの使ってますね。

2012.01.13.15.JPG
2012.01.13.16.JPG
2012.01.13.17.JPG
金原下というバス停の目印のような火の見櫓。
これら2基とも、なんとなく安曇野市三郷地区で多数見かけるタイプに似ているような。

奈川ではいまのところ6基の火の見櫓を確認。
まだどこかに隠れていそうな気配です。
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松本市奈川の火の見櫓2(控えめタイプ) [火の見櫓(松本市)]

このエントリーは
まちづくり・・・安曇野暮らし」に過去アップされた記事の転載です。

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“火の見”櫓と言っちゃっていいのか?、、、というタイプはどこにでもありますが、
これもまたそんなジャンルのひとつに数えられると思われるので、アップします。

2012.01.13.13.JPG
推定背丈、約2.5メートル。
・・・そんなにもないかも。

2012.01.13.11.JPG
2012.01.13.12.JPG
これ、かなりの傾斜地の中腹を拡幅整備した感じの道路の上方にあるのですが、
ヤグラーじゃなければおそらく気づくことはないだろう櫓に気づいていしまう自分っていったい・・・。

道路の下方にも上方にも集落があるようで、この櫓はその中間に位置する感じ。
なんていう位置関係よりもこの形状と大きさに関心が行くわけですが、
立っている位置がそもそも高台なので、櫓そのものを高くする必要がなかったのだと思います。

2012.01.13.14.JPG
半鐘はいまどきのすっきりした表面仕上げのタイプですが、
噂に聞く“中山式半鐘”のラベルをここで初めて拝見することが出来ました。
この中山式なるものが登録商標なのか商品名なのか、
はたまたこうした半鐘のスタイル全般を指していうものなのか、
真相は定かではありません。誰か知っている人がいたらコメントください。
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松本市奈川の火の見櫓1(スタンダードなもの) [火の見櫓(松本市)]

このエントリーは
まちづくり・・・安曇野暮らし」に過去アップされた記事の転載です。

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推定約2300基存在するとも言われる信州の火の見櫓ですが、
安曇野のように小さな集落単位であちこちに立っている状況だと
それ以上の数があるのではと勘ぐってみたくもなります。

山間部にはいっても小さな集落単位で、というのは当たっているようで、
松本市奈川地区にも、大小さまざまな火の見櫓が何基も立っていました。

奈川のなかでも野麦峠に近い集落(寄合渡地区)の火の見櫓。
2012.01.13.4.JPG

集落の間を抜けていく川沿いに静かに立ってます。

2012.01.13.5.JPG
デザイン的にはかなりスリム。
錆の進行の進んでいるのがちょっと残念。
半鐘も錆びた感じで寂しさが漂います。
2012.01.13.6.JPG

踊り場はなく、見張り台は丸型でも六角形でもなく、かなりの多角形タイプ。
屋根は見張り台の大きさに対してやや小さめで、バランス的に頭がちっちゃい感じ。
全体デザインがスリムに感じるのも屋根の大きさも関係しているかな、と。

2012.01.13.7.JPG

立っているのは川に沿った細長い集落の中ほどの位置で、
傍には相当数の石造物の一群が存在しています。
寄合渡石造物群。
道祖神、馬頭観音、二十三夜塔、庚申塔etc・・・。
安曇野でもお馴染みの石造物オールスターキャストが勢揃い。
さっくり数えても50基以上はあったかと思われ。

2012.01.13.8.JPG

火の見櫓の立ち位置に道祖神やその他石造物がセットで存在するのは
そこがやはり地域=集落の中心地的な意味が強いと思うのですが、
ここまで揃っていると壮観ですね。

ちなみにこの火の見櫓と同タイプのものは
同じ奈川地区内で何基か見かけました。
同時期に建設された、または同じ鉄工所の製作なのでしょうね。
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