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屋敷林通りに立つ火の見やぐら [火の見櫓(安曇野市)]

長野県安曇野市三郷温、住吉地区の火の見やぐら。
2014.05.11.sumiyoshi1.JPG
広域農道の一本東側で並行して走る旧道沿い、
住吉集落の中心部に立っています。
2014.05.11.sumiyoshi6.JPG
住吉集落は安曇野では珍しく(?)街道沿いに民家が建ち並んでいて、
整った屋敷林と古民家を含む和の佇まいがいい雰囲気を創り出している村。

火の見やぐらは安曇野スタンダードの3脚柱。
スピーカーと無線アンテナが目立つのも、いつものこと。

2014.05.11.sumiyoshi2.JPG
見張り台にはすでに半鐘の姿はなく。

2014.05.11.sumiyoshi3.JPG
踊り場にフラットタイプの半鐘が一基装備。

脚部なんですが、
近隣地区で見たタイプと似たRのアーチが付いているのですが、
足の長さが他よりもかなり短いです。
2014.05.11.sumiyoshi4.JPG
標準設計があって、現地の事情に合わせて短く詰めたのではないかと、勝手に推測。

足元にあるベンチはとくに深い意味はないと思います。
まあ、公民館の前に立っていますし、道祖神も隣接して立っていますし、
火の見やぐらに見守られた住民憩いの場ということで、OKでしょうか。

鉄骨フレームから垣間見える常念岳。
2014.05.11.sumiyoshi5.JPG

(撮影日:2014年5月11日)


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半鐘と盆鐘を両方持つ火の見やぐら [火の見櫓(安曇野市)]

長野県安曇野市三郷温、楡地区の火の見やぐら。
2014.05.11.nire1.JPG
楡地区は安曇野の古社で有名な住吉神社の控える地区で、
火の見やぐらはその楡地区の公民館のすぐ近所に立っています。

安曇野スタンダードな3脚柱の高層タワー。
2014.05.11.nire2.JPG
6角形屋根+6角形見張り台。
スピーカーと無線アンテナがいささか目立ちますが、
半鐘はしっかり見張り台に残っています。

そして踊り場には盆鐘。
2014.05.11.nire3.JPG
今はおそらく同地区消防団も打刻することはないだろうと思うのですが、
実際使用していた頃は、半鐘と盆鐘の使い分けはどうしていたのでしょうね。
打刻の緊急度合いに応じて使い分けていたのか、あるいは。。。

脚部はアーチですが、やはり端部まで伸び切っていないのでデザイン面で今一歩。
2014.05.11.nire4.JPG
公民館入口に道祖神があったのでツーショットを狙ってみましたが、
角度的に画像の状況が目いっぱいでした。
2014.05.11.nire5.JPG
あしからず。

(撮影日:2014年5月11日)


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屋敷林がお似合いの火の見やぐら [火の見櫓(安曇野市)]

長野県安曇野市三郷明盛、二木地区の火の見やぐら。
2014.05.11.hutatsugi1.JPG
広域農道より安曇野市三郷支所の方向へ入っていくと、
二木地区の公民館脇にスラットしたタワー型が立っています。

3脚柱の安曇野スタイルな高層タワー型で、
6角形屋根+6角形見張り台を装備。
2014.05.11.hutatsugi2.JPG
2014.05.11.hutatsugi3.JPG
半鐘は途中の踊り場脇に装着されています。

足元はアーチで納められているのですが、
もう少しアーチの先端が柱脚まで伸びきって欲しかったところ。
2014.05.11.hutatsugi4.JPG

ここは二木地区の屋敷林や古民家が建ち並ぶエリアにあり、
この火の見やぐらにも隣接して立派な屋敷林が見られます。
2014.05.11.hutatsugi5.JPG
樹木の高さを見張り台の高さ分だけ突き出している感じがいいです。
景観の構成要素としての火の見やぐらと屋敷林って、
けっこう相性いいと思うのですが、どうですか。
単体でスタイルのいい火の見やぐらを鑑賞するのもいいですが、
周辺環境にいかに自然と溶け込んでいるかというのを見るにも
こうして一歩引いた場所から見つめてみるというのも
大切な鑑賞スタイルであることがよく分かりますね。

(撮影日:2014年5月11日)


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地味に控えめに立っています [火の見櫓(安曇野市)]

長野県安曇野市三郷温、下長尾の火の見やぐら。
2014.05.11.shimo1.JPG
市内を南北に縦断する広域農道の上長尾交差点より東進。
しばらく走って北向きに左折してしばらく行った先の住宅街に立っています。

エントリー記事にはまだアップしていませんが、
下長尾地区のメインタワーはこれとは別に地区の公民館脇に立っており、
この子は背丈も比較的短めなので、おそらくサブタワーのような役割が
あったのではないかと思われます。

見張り台には半鐘ではなく、丸型の盆鐘が付属。
2014.05.11.shimo2.JPG
2014.05.11.shimo3.JPG
塗装剥がれもやや目立つ感じで寂しいです。
古い民家もありますが、道路向かいは新しいアパートが立ち並んでおり、
なんとなく取り残されてしまった感がありありで、
ちょっと寂しい感じのする火の見やぐらでした。
2014.05.11.shimo4.JPG

(撮影日:2014年5月11日)


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水鏡と常念岳と火の見やぐら [火の見櫓(安曇野市)]

長野県安曇野市三郷温、上長尾の火の見やぐら。
2014.05.11.kaminagao1.JPG
取材が5月のゴールデンウィーク明けだったこともあり、
周囲の田んぼはまだ田植えを終えたばかり。
なので水鏡の様子をまだ楽しむことが出来ました。
2014.05.11.kaminagao2.JPG

やぐら自体はノーマルな3脚柱タイプで、背丈は中規模レベル。
半鐘もすでに撤去されている模様です。
6角形屋根+6角形見張り台。
2014.05.11.kaminagao4.JPG
見張り台には最低限必要な広さというものがあるでしょう。
なので、背丈が高くないと柱脚の絞りがゆるく囲まれた面積が大きいので
見張り台の広さと差がなくなるため、見た目のバランスが微妙によくないです。
2014.05.11.kaminagao5.JPG

見通しのよい場所にあり、
取材日は天気もよかったので背景の常念岳とコラボできました。
2014.05.11.kaminagao3.JPG
2014.05.11.kaminagao6.JPG

塗装の剥げ具合も気になり先行きが不安ですが、
ロケーションがいいので可能な限り生き長らえて欲しいですね。

(撮影日:2014年5月11日)


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水鏡のなかの火の見櫓 [火の見櫓(安曇野市)]

安曇野の田植えはゴールデンウィークがピークで、
5月半ばまでにほぼすべての水田で苗が植えられます。

この季節は田んぼの水鏡に映えるアルプスの峰々や
屋敷林などの様子がとてもきれいに見えるのですが、
火の見櫓も探せばちゃんと水鏡のなかで出会うことができるわけで。

2014.05.11.oogimachi1.JPG
ここは堀金の扇町地区の火の見櫓。
旧道沿いに集落が集中するエリアから少し外れているおかげで、
水を張った田んぼにちょうどいい具合で映り込んでくれます。

この火の見櫓は以前の記事にも紹介した子ですが、
常念岳を背景にしたロケーションがよくて、
やぐら単体で見ても安曇野スタンダードな
三脚柱の整ったタワーなので、見栄えがいいです。
2014.05.11.oogimachi2.JPG
過去の今時シーズンでは水鏡の様子を見逃していたので、
今年は無事にカメラにおさめることが叶いました。
ほんのわずかに風が立っていたので、
水鏡が少々荒れた感じだったのが残念ですが、
まだ雪をいっぱい被ったままの常念岳との相性は
やはり相変わらずいい感じでした。

(撮影日:2014年5月11日)


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藤の木が見頃な火の見櫓 [火の見櫓(安曇野市)]

安曇野市穂高有明、新屋地区の火の見櫓。
2014.05.11.araya2.JPG
火の見櫓と言っても集落外れに立つ半鐘塔です。
同地区のメインタワーは集落の真ん中に背の高いのが立っているのですが、
ここはそんなことよりもこの塔の様子。

2014.05.11.araya4.JPG
いま、藤の木の花がちょうど見頃を迎えているところです。

いつの頃からか、塔の傍ら藤の木が定着し、
バーゴラの代わりに塔の柱を利用して成長していったという按配のようで。
2014.05.11.araya3.JPG
ちょうど5月初旬から半ばの開花時期は
きれいな紫色の花が見頃を迎え、周辺住民の目を楽しませてくれています。
2014.05.11.araya1.JPG

夏場は緑豊かな半鐘塔へと装いを変えます。

自然の中にまさに溶け込む櫓です。

(撮影日:2014年5月11日)


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桜と火の見櫓 [火の見櫓(安曇野市)]

安曇野市堀金岩原の火の見櫓。
2014.04.19.iwahara3.JPG
国営アルプスあづみの公園の一角を占める岩原地区の、
山麓線沿い、岩原公民館の敷地に立っています。

今の季節の火の見櫓は桜とのコラボで美しい写真を撮ることができ、
なかでも自分が知っている範囲では比較的近い場所なので
数日前に寄り道して撮影して来ました。
2014.04.19.iwahara1.JPG
2014.04.19.iwahara2.JPG
櫓の傍らに立つ桜の木は1本だけですが、
隣接する児童公園の側は何本も植樹されているので、
そちらからだといい感じに見えます。

そして櫓の足元には安曇野ではお約束といっていいくらいの
道祖神の存在。
2014.04.19.iwahara4.JPG

櫓は3脚柱型で、丸屋根+丸見張り台+三角踊り場の構成。
2014.04.19.iwahara7.JPG
2014.04.19.iwahara5.JPG

製作は松本鉄工所。
2014.04.19.iwahara6.JPG
この岩原地区の一段下にあたる川口、
それよりさらに一段下の扇町の両地区にある火の見櫓も
同社製造のものです。
建造年があるのは川口のものだけですが、
同時期に連続して製作されたのかもしれません。

今年の安曇野の桜は各地でいい表情を見せてくれています。
4月に入って暖かな日が続いて一気に開花した後、
雨もありましたがここ数日は冷え込む日も多いため、
なんとなく長持ちしているような感覚があります。
さすがにそろそろ散り始めてきてはいますが、
やはり桜と火の見櫓は相性抜群の風景要素ですね。

(撮影日:2014年4月19日)


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半鐘の音色の消えたマチが、またひとつ。。。 [火の見櫓(安曇野市)]

むか~しむかし、
安曇野市豊科の本村というところに、
一基の火の見櫓が立っていました。
2013.01.13.honmura1.JPG
火の見櫓の傍らには、それはそれは大きな道祖神があり、
またさらにその隣には、神代文字碑というたいへん珍しい石碑もあり、
地元の人たちによって大切に守られていたのでした。
2013.01.13.honmura4.JPG
2013.01.13.honmura5.JPG
2013.01.13.honmura6.JPG
こちらのエントリー記事もどうぞ。

でも、それにも負けないくらいに珍しかったのは、
火の見櫓の足元に一本の松の木があって、
幹が火の見櫓の足元からにょきっと伸びていたことでした。
2013.01.13.honmura3.JPG

火の見櫓を使うのにきっと邪魔になったに違いない松の木ですが、
それでも地元の人たちは横向きに伸びてきた幹が倒れないようにと
方杖を付けてあげたりして、その生育を大事に見守り続けてきたのでした。
そして火の見櫓もまた、まるでその松の木を我が子のように
大切に守り続けてきたのです。
地域の守りの要として、住民だけでなく一本の樹木をも
守り続けようとする意思が伝わってくるかのようでした。

ところが、、、
なんということでしょう!(←ビフォアアフター風に)
2014.04.06.1.JPG
ある日のこと、この火の見櫓が撤去されてしまったのです。
それは突然(でもないと思うけど)、人知れず(ということもない)、ひっそりと。

つい昨日のことでした。近所を車で走っていると、
家並みの向こう側に見えてくるはずの火の見櫓の屋根部分が見えてこない。
あれっ?と思う間もなく、“その場所”に到着すると、
ずっと見慣れた風景の素がそこにない・・・
あるはずのものが、なくなってしまっている・・・
2013.01.13.honmura1.JPG⇒⇒⇒ 2014.04.06.2.JPG
火の見櫓も、そして・・・その足元でちょこんと立っていた
松の木も。。。

まっさらになってしまった、火の見櫓が立っていた場所に呆然と立ち尽くし、
在りし日の姿を瞼の裏に思い浮かべながら、
ひと筋の涙が頬を伝っていくのが分かりました(←このへんはフィクションです。)

いま、同じ土地の片隅に、
防災無線やスピーカーを装備すると思しき鋼製柱が立っています。
2014.04.06.3.JPG
姿を消した火の見櫓に代わり、これからはこの一本の柱が
地域の守りの要となるようです。

ひとつの時代が、静かに幕を下ろしました。

おしまい。

(撮影日:2014年4月6日)
(在りし日の姿:2013年1月6日ほか)

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明科のまちなかで盲点でした [火の見櫓(安曇野市)]

安曇野市明科、中川手の火の見櫓。
2014.03.25.1.JPG
安曇野市の明科総合支所のすぐ近所に立っていまして、
支所の駐車場からズドンと目の前に見えているのですが、
なんと今日この日までまったく存在に気づいていなかったという。

こちら、火の見ヤグラーを自称するようになってかれこれ数年経ち、
その間にかなりの回数で明科支所に足を運んでいましたが、
どういうわけかこの子に気づくことはありませんでした。
通常なら視界に入っていなくても、火の見櫓センサーが働いて
すぐにその存在を察知するわけですが、もしかして明科のまちなかには
そのセンサーを無力化するジャミングでもなされているのでしょうか。。。

などというつまらぬ冗談はさておき、
傍まで行ってさっそく取材。
2014.03.25.2.JPG
2014.03.25.5.JPG
コンパクトカメラで撮ったので、若干ピンボケもありますが、
正面から見ると、なかなかスタイルの良い子だったりします。
2014.03.25.3.JPG
足元のスタイルはいいですね。
2014.03.25.4.JPG

銘板プレートがありました。
2014.03.25.6.JPG
「信州 明科」
「波場鐵工場」
「昭和廿九年九月建設」
の文字がすべて右から記されています。
この界隈の火の見櫓は昭和30年代~40年代前半が大半なので、
この子は比較的古い年代に区分されますね。

支所から見て反対側に回ると、こちらが消防団詰所の正面でした。
2014.03.25.7.JPG
近所の方に取材すると、火の見櫓はもともとこの建物の正面側に立っていたそうで、
後年になって現在地に移動したのだそうです。
その年代や経緯などは詳しく覚えていないようでしたが、
屯所の整備に合わせての移築と考えるのが自然でしょうね。

2014.03.25.8.JPG
半鐘も大きなものが付いていました。

よく往来するまちなかでもこんな新しい発見があることにびっくり。
慣れた町だからと侮っていては痛い目(?)に遭います(^^;

(撮影日:2014年3月25日)


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