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火の見櫓(青森県) ブログトップ
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リンゴ畑のお守り所 [火の見櫓(青森県)]

弘前市百沢東岩木山、という地名になるようです。
2013.08.15.higashiiwaki1.JPG
富士山のような独立峰の岩木山。その外周道路ともいえる県道沿いに
その目的の櫓は立っていました。
2013.08.15.higashiiwaki4.JPG
火の見櫓ではなさそうです。

岩城山麓、リンゴ畑があたり一面に広がる大地。
県道30号の山麓道路を北向きに走っていると、左手前方に見えてきました。
2013.08.15.higashiiwaki2.JPG
2013.08.15.higashiiwaki3.JPG
今回の取材ツアーに出る直前の下調べでこの存在を知り、
詳細の場所も分からず、なんとなくこのあたりかなと見当をつけて車を走らせていたのですが、
幸い無事に目的地を発見することが出来ました。

車を止めて近づいてみると、木造の小規模な櫓に半鐘のぶら下げられていることが分かります。
2013.08.15.higashiiwaki5.JPG
傍らにはシャッターの下りた小さな小屋もありまして。
2013.08.15.higashiiwaki6.JPG
リンゴ畑のなか、そこだけが小高い丘になっており、
片道徒歩1分もかからないほどの“登山”で無事に櫓の立つ頂上に到達。

小屋のほうは中も空っぽで、現在は使用していないような様子。

櫓は高さ3メートルにも満たないほどの背丈の低いもので、
屋根の棟木に直接金具を打ち付けて半鐘は固定されていました。
2013.08.15.higashiiwaki7.JPG
2013.08.15.higashiiwaki8.JPG

事前に得ていた情報では、櫓には“火の用心”の垂れ幕が付けられていて、
“防風林巡視連絡所”の看板があったようなのですが、
自分が訪れたときにはそのようなものは見当たりませんでした。

風害をメインに災害監視の櫓であったことは間違いなさそうですが、
この様子では櫓のほうも使われなくなってしまっているかもしれませんね。

防風林巡視とあったように、風はたしかに強かったです。
遮るものがないということは、それだけ風当たりも強いわけですよね。

ただ、周囲が岩木山の緩やかな傾斜の付いた土地で、
しかもこの小高い丘の周辺はほかに視界を遮るものもなく、
展望台としてみれば立地のすごくいい場所だと思いました。
2013.08.15.higashiiwaki10.JPG

リンゴ農園に立ち寄りがてら天気の良い日の展望台として活用できれば
いい場所なのにと思いつつ、次の目的地へと移動したのでした。
2013.08.15.higashiiwaki9.JPG

(撮影日:2013年8月15日)


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弘前市品川町の火の見櫓 [火の見櫓(青森県)]

弘前市品川町の火の見櫓。
2013.08.16.shinagawa1.JPG
弘前市消防団南地区団第四分団消防屯所の傍らに立っています。

H型鋼の2本柱で立っており、梯子は見張り台まで一直線に登っています。
2013.08.16.shinagawa4.JPG
2013.08.16.shinagawa3.JPG

四角形の見張り台に同色に塗装された半鐘。
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機能的には満たされているのかもしれませんが、
デザインの美しさという点で言えば、、、です、以上。

(撮影日:2013年8月16日)


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弘前市原ヶ平、加茂神社前の火の見櫓 [火の見櫓(青森県)]

弘前市原ヶ平の火の見櫓。
2013.08.14.haragatai1.JPG
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前エントリーの続き、加茂神社の敷地よりお届けします。

2013.08.14.haragatai3.JPG
櫓というより、半鐘台。火の見梯子で広く括っているジャンルですね。

2013.08.14.haragatai8.JPG
真横からみると二本柱タイプに見えなくもないのですが、
実際はH型鋼を使用した一本柱を基本として、
梯子と引っ張りの棒鋼(って言っていいのか?)で確保しています。
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2013.08.14.haragatai6.JPG

柱に建立年を記したプレートがありました。
2013.08.14.haragatai4.JPG
昭和63年(1988)6月吉日建立。

半鐘台には木槌も用意されていますが、
ちゃんと木槌専用ボックスまで用意されているのが驚きです。
2013.08.14.haragatai5.JPG

今回は取材しませんでしたが、同じ町内のどこかにタワー型の火の見櫓が在って
その中継塔としての意味合いがあったのかもしれませんね。

(撮影日:2103年8月15日)


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弘前市冨田の火の見櫓 [火の見櫓(青森県)]

弘前市、富田の火の見櫓。
2013.08.14.tomita1.JPG
弘前市消防団南(?)地区団第二・三部消防屯所の建物脇に立っています。
さほど古い建物とは思いませんが、景観面も考慮された外観デザインでもあり、
屋根には望楼も付属していますね。

2013.08.14.tomita2.JPG
火の見櫓のほうは、屋根は6角形で見張り台は丸型。
見張り台フロアの梯子昇降口は蓋も付いているタイプです。

2013.08.14.tomita3.JPG
踊り場は三角形タイプの2層。

2013.08.14.tomita4.JPG
足元はブレース仕様でそのまま仕上げられているのが残念。
脚部レベルにも横架材が使われており、梯子はその内部にあるため、
ちょっと使いづらそう。

(撮影日:2013年8月15日)


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弘前市、旧紺屋町消防屯所 [火の見櫓(青森県)]

弘前市紺屋町に建つ、旧消防屯所。
2013.08.16.konnya1.JPG
現所有者の弘前市のHPにある情報によれば。。。
建物自体は昭和8年頃、地元名士の寄付によって建築されました。
2階建てに見えますが、HPの資料だと木造平屋建てとなっており、延床面積約90平米。
裏側に廻ってみなかったのですが、画像資料などを見ると建物自体は
普通の寄棟の日本建築で、正面は看板建築の様式みたいですね。

屯所としては近年まで使用されていたようですが、
昭和57年に派出所は他所の交番に統合され、平成16年に屯所機能も移転してしまったことから、
平成20年に紺屋町の町会から弘前市へと寄贈されたとのこと。

現在はすでに使用されていませんが、保存修理工事を経て
平成20年に弘前市の「趣のある建物」に指定され、
期間限定ながらも一般公開されて見学できるようになっているそうです。
2013.08.16.konnya7.JPG

現地に掲示された案内板には望楼を3階と表現しています。
2013.08.16.konnya9.JPG
望楼は梯子で昇降するようになっているようなので、
1階と望楼の間にロフトのようなスペースがあるのでしょうかね。

この建物が非常にユニークなのは、
消防屯所(機械置場)としての機能のほか、警察の派出所が同居していたということ。
建物向かって左入口が派出所、向かって右が消防屯所。
消防と警察の関係って“イヌとサル”のイメージで語られることもある印象なんですが、
そうでなくても同じ建物に両者が同居するというのは珍しいですよね。

外観は一見シンメトリックにまとめているような感じでありながら、
正面の窓や凹凸(控え柱?)のレイアウトは非対称に納められています。
2013.08.16.konnya8.JPG

さらに出入口の欄間に付けられた桟のデザインも違いを見せているのがいいですね。
2013.08.16.konnya6.JPG2013.08.16.konnya5.JPG

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2013.08.16.konnya4.JPG
望楼は窓の外側に半鐘が吊るされています。
正面中央部には赤色灯がありますが、これは消防も警察も共通ですからね。

2012年から始まった一般公開は4月下旬~5月上旬。
どうやら弘前城の桜の開花時期に合わせた公開のようですね。

ネットに出ている画像などを見ると、洋の外観とは対照的に内部は和で整えられていて、
年季の入った半鐘や消防の半纏なども飾られているようです。

やはり、次の津軽再訪は桜満開の季節しかないですな。
(いつ行けるかどうか分からんけど。。。)
2013.08.16.konnya2.JPG

(撮影日:2013年8月16日)


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弘前市西茂森、茂森会館の望楼。 [火の見櫓(青森県)]

さて、北東北取材記事アップもようやく弘前市に突入しました。
ったく、ようやくといった感じですな(-_-)

弘前市西茂森、茂森会館の望楼。
2013.08.15.nishishigemori1.JPG
場所は弘前で随一の規模で寺が集まっている禅林街の入口、
枡形になっている場所に建っています。

望楼付き洋風建築で、昭和11年(1936)完成。

当初から消防屯所として建てられたのでしょう。
現在も茂森会館西地区団第一分団消防屯所として使用されています。

2013.08.15.nishishigemori2.JPG
望楼に半鐘が付属しているのかどうかは外からはよく分かりません。

2013.08.15.nishishigemori3.JPG
建物裏手にホース干し塔が建っているのですが、
これは火の見櫓の応用ではなさそうですね。

同屯所の画像は、なぜだかここに出したものが全部です。
枡形の由緒を書いた標柱が傍らに建っていたり、
隣地には元弘前歩兵31連隊の将校集会所として建てられた明治期建築の建物とか
いろいろあったのですが。。。
2013.08.15.nishishigemori4.JPG
時間はあったのに、なんだか惜しいことをしました。

(撮影日:2013年8月15日)


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田舎館村前田屋敷の火の見櫓 [火の見櫓(青森県)]

青森県南津軽郡田舎館村、前田屋敷の火の見櫓。
2013.08.14.maedayashiki1.JPG

跨ぎです。

田舎館村消防団第五分団前田屋敷消防部ポンプ置場にあり、
車庫の出入り口を跨いで立っています。
2013.08.14.maedayashiki5.JPG
デザインとしては黒石市追子野木の火の見櫓の類似型ですね。

使用直後だったのか、ホースが盛大に干されていました。

見張り台には半鐘だけでなくアンテナからスピーカーまで賑やか。
2013.08.14.maedayashiki2.JPG
2013.08.14.maedayashiki3.JPG
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しかもよく見ると木槌が4つも見張り台の床に転がっているのが確認できます。

梯子はちゃんと地面から昇降するようになっている模様。
2013.08.14.maedayashiki8.JPG

跨ぎが跨ぐのは小屋だったり道路だったり、このように出入り口だったりと色々。
ガニ股スタイルなのは賛否分かれますが、まあご愛嬌みたいなもんですか。

間口が大きい分、こうして正面から見ると迫力ありますね。
2013.08.14.maedayashiki6.JPG

(撮影日:2013年8月14日)


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田舎館村堂野前種井の火の見櫓 [火の見櫓(青森県)]

青森県南津軽郡田舎館村、堂野前種井の火の見櫓。
2013.08.14.inakadatedounomae1.JPG
県道38号線沿いで、石造物やお堂などと並んで立っています。

けっこうスリムなプロポーション。
踊り場はないですが、梯子の途中に半鐘が吊るされており、
見張り台にも半鐘が装備されていますね。
2013.08.14.inakadatedounomae2.JPG2013.08.14.inakadatedounomae3.JPG
その半鐘はけっこうキレイな状態を保っているのですが、
屋根をはじめ櫓そのものはくたびれ感が出始めている模様。

とくに見張り台はよく見ると鉄板の床にあちこちに開いており、
下手をすると踏み抜いて落下、、、なんてことにもなりかねないかも。

脚部はトラスではなくリング式ターンバックルのブレースがそのまま採用されています。
2013.08.14.inakadatedounomae4.JPG
やはりどっしりとした感じではないので、見た感じでも安定感に欠ける印象です。

(撮影日:2013年8月14日)


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田舎館村東光寺村井の火の見櫓パート2 [火の見櫓(青森県)]

青森県南津軽郡田舎館村東光寺村井の火の見櫓。
2013.08.14.inakadatetoukouji1.JPG
2つ前のエントリーも東光寺村井の火の見櫓は採り上げましたが、
それとさほど離れていない場所に立っているのがこちら。

東光寺会館の傍らに立っている火の見櫓は、
背丈こそ中規模クラスになると思うのですが、
屋根から脚部にかけて、がっしりどっしりしている印象があります。

2013.08.14.inakadatetoukouji2.JPG
屋根はまだしっかりと生きている状態ですし、
半鐘も見張り台と踊り場の双方に備わっています。
2013.08.14.inakadatetoukouji3.JPG

塗装も多少色褪せているとはいえ、錆が出ているという感じはありません。

2013.08.14.inakadatetoukouji4.JPG
脚部も取らすがしっかり付け根まで伸び、
ベースコンクリートはこれでもか、というくらい分厚く仕上げられています。

背丈が低いのでちょっと損をしている感じですが、
ドスンと落ち着いた感じで立っている様子が印象的な櫓でした。
2013.08.14.inakadatetoukouji5.JPG

(撮影日:2013年8月14日)


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田舎館村東光寺村上の火の見櫓 [火の見櫓(青森県)]

青森県南津軽郡田舎館村、東光寺村上の火の見櫓。。。
2013.08.14.inakadatemurakami1.JPG
というより、消防屯所の屋根に望楼が付属しているパターン。
田舎館村消防団第六分団高田消防部ポンプ置場。

2013.08.14.inakadatemurakami3.JPG
しかも望楼というには建物自体、黒石市街の望楼のようなカッコいいものじゃなく、
よくありがちな現代的なモルタル吹付け塗装仕上げの外装の建物。

それでもベランダ付き望楼にはしっかり半鐘も付いていて、
それらしく整っています。
2013.08.14.inakadatemurakami4.JPG
それにしてもこうして半鐘の近くに扉のような寸法を推し量れるものが在ると
半鐘のでかさが目立ちますね。

黒石市だけでなく弘前市内にも立派な望楼屯所がありますが、
それはまたのちほどエントリーしたいと思います。
2013.08.14.inakadatemurakami2.JPG

(撮影日:2013年8月14日)


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