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松本市奈川の火の見櫓1(スタンダードなもの) [火の見櫓(松本市)]

このエントリーは
まちづくり・・・安曇野暮らし」に過去アップされた記事の転載です。

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推定約2300基存在するとも言われる信州の火の見櫓ですが、
安曇野のように小さな集落単位であちこちに立っている状況だと
それ以上の数があるのではと勘ぐってみたくもなります。

山間部にはいっても小さな集落単位で、というのは当たっているようで、
松本市奈川地区にも、大小さまざまな火の見櫓が何基も立っていました。

奈川のなかでも野麦峠に近い集落(寄合渡地区)の火の見櫓。
2012.01.13.4.JPG

集落の間を抜けていく川沿いに静かに立ってます。

2012.01.13.5.JPG
デザイン的にはかなりスリム。
錆の進行の進んでいるのがちょっと残念。
半鐘も錆びた感じで寂しさが漂います。
2012.01.13.6.JPG

踊り場はなく、見張り台は丸型でも六角形でもなく、かなりの多角形タイプ。
屋根は見張り台の大きさに対してやや小さめで、バランス的に頭がちっちゃい感じ。
全体デザインがスリムに感じるのも屋根の大きさも関係しているかな、と。

2012.01.13.7.JPG

立っているのは川に沿った細長い集落の中ほどの位置で、
傍には相当数の石造物の一群が存在しています。
寄合渡石造物群。
道祖神、馬頭観音、二十三夜塔、庚申塔etc・・・。
安曇野でもお馴染みの石造物オールスターキャストが勢揃い。
さっくり数えても50基以上はあったかと思われ。

2012.01.13.8.JPG

火の見櫓の立ち位置に道祖神やその他石造物がセットで存在するのは
そこがやはり地域=集落の中心地的な意味が強いと思うのですが、
ここまで揃っていると壮観ですね。

ちなみにこの火の見櫓と同タイプのものは
同じ奈川地区内で何基か見かけました。
同時期に建設された、または同じ鉄工所の製作なのでしょうね。
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