足がもげてもけなげに頑張ってる神殿狛犬 [狛犬・寺社(下伊那郡)]
下伊那郡根羽村、六柱神社。
国道153号沿いの根羽村役場がある交差点から
売木村方面へ県道を少し走らせると旧道沿いの山裾に鎮座しています。
上の画像はもちろん社殿ではなく、黒地地区の公民館。
境内入口は黄色い外壁がよく目立つ黒地公民館の合間から入るようになっていて、
その参道らしからぬ路地を抜けた先に社殿を仰ぎ見ると、、、
拝殿か神門かなと思っていたのは、本殿の覆い屋でした。
神殿に前座して木造狛犬が一対。
神殿狛犬の割には劣化が相当酷いです。
覆い屋が出来るまで野ざらしだったのでしょうか。
前脚はもともと一体ではなかったのかもしれませんが、
現在は本体に釘で打ちつけて止めてあります。
が、吽形の左足はもげてしまったまま放置状態。
下伊那地方は石造のはじめちゃんが非常に多く見られる地域で、
この子はそれらを木彫りしたバージョンと考えていいかもしれません。
年代はネットで出回っている情報の限りではハッキリしませんが、
少なくとも近世初期~中期頃のものではないかと想像します。
文化財指定などが取れればもう少し保全状態を改良することが出来ると思うのですが。
社殿に隣接して役の行者像が根羽村文化財指定を受けて立っていました。
社殿から望む山里の風景。
代掻きから田植えの季節を神殿の縁側から
狛犬たちがずっと静かに見守り続けているかのようでした。
(撮影日:2014年5月4日)
より大きな地図で 狛犬を巡る火の見ヤグラーな日々 を表示
国道153号沿いの根羽村役場がある交差点から
売木村方面へ県道を少し走らせると旧道沿いの山裾に鎮座しています。
上の画像はもちろん社殿ではなく、黒地地区の公民館。
境内入口は黄色い外壁がよく目立つ黒地公民館の合間から入るようになっていて、
その参道らしからぬ路地を抜けた先に社殿を仰ぎ見ると、、、
拝殿か神門かなと思っていたのは、本殿の覆い屋でした。
神殿に前座して木造狛犬が一対。
神殿狛犬の割には劣化が相当酷いです。
覆い屋が出来るまで野ざらしだったのでしょうか。
前脚はもともと一体ではなかったのかもしれませんが、
現在は本体に釘で打ちつけて止めてあります。
が、吽形の左足はもげてしまったまま放置状態。
下伊那地方は石造のはじめちゃんが非常に多く見られる地域で、
この子はそれらを木彫りしたバージョンと考えていいかもしれません。
年代はネットで出回っている情報の限りではハッキリしませんが、
少なくとも近世初期~中期頃のものではないかと想像します。
文化財指定などが取れればもう少し保全状態を改良することが出来ると思うのですが。
社殿に隣接して役の行者像が根羽村文化財指定を受けて立っていました。
社殿から望む山里の風景。
代掻きから田植えの季節を神殿の縁側から
狛犬たちがずっと静かに見守り続けているかのようでした。
(撮影日:2014年5月4日)
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