新しく生まれ変わった火の見やぐら [火の見櫓(上高井郡)]
長野県上高井郡高山村、二ツ石地区の火の見やぐら。(すでに撤去済み)
先日、幾つか手前のエントリー記事に書いたコメントにて
高山村再訪で3年前に取材した火の見やぐらのうち撤去済みは
1基のみと書いたのですが、よく考えたら2基でした。
というのも、その撤去2基のうち1基は同じ場所に
新しい火の見やぐら(?)が再建されていまして、
それがこちら二ツ石地区のもの。
新旧火の見やぐらを同じ角度から眺めてみると、こんな感じ。
古いほうはスリム型の多い同地方の中でもひと際スリムさが目立ってます(ました)。
脚部からウェスト部分まで直線的に絞込みがあり、
その後はかなり細身のままで見張り台まで到達しています。
屋根は6角形で尖端の蕨手が小さく巻き込まれているのが特徴。
見張り台は標準的な丸型で半鐘はつるりんちょタイプ。
新しい火の見やぐらは、火の見やぐらというよりホース乾燥塔が正しく、
そのタワーの中間点に踊り場を設けて半鐘が設置されています。
デザインは正直なところ素っ気無いものになってしまいましたが、
それでも半鐘を残した地域(消防団)関係の方に
ただのホース干し塔だけにはしておきたくない思いもあったのかもしれません。
敷地に隣接する消防詰所も立派なものに建て替わりました。
むしろこの老朽化した建物の再建のほうが計画として立ち上がり、
ついでにホース乾燥のタワーを電動式の便利なものにすることになって
その結果、旧態の火の見やぐらが撤去の憂き目にあったと解釈するのが
自然な成り行きかもしれませんね。事情を知らない勝手な憶測で恐縮ですが。。。
高山村もこのように撤去や建替えが進行しているようですが、
それでもまだまだ素敵な火の見やぐらが残されているほうだと思います。
しかしそれらもやがてはこの二ツ石地区の子と同じような運命を
辿ることになるのかもしれませんね。
ちなみにここの先代やぐらの撤去は2013年10月だった模様。
(↑ソース『探訪「火の見やぐら」』さんの紹介ページ掲載情報)
あ、それからこの火の見やぐら(ホース乾燥塔)のある場所から
県道112号に戻って出たところの道路脇にこういうものがありました。
計測しませんでしたが、地面から2mちょっとくらいの高さに
吊るされていたでしょうか。いちおう柱をよじ登るよう足掛けはついています。
半鐘の側面に打刻された謎の数字。
西暦とも違うみたいだし、製造番号でしょうか?
なんでしょうね?
ちなみに上のリンクにある『探訪「火の見やぐら」』さんは
こういうタイプのものを「辻半鐘」と呼んでいるようです。
櫓ではないですし、いい表現かなという気がします。
(取材日:2012年4月30日/2015年5月4日)
先日、幾つか手前のエントリー記事に書いたコメントにて
高山村再訪で3年前に取材した火の見やぐらのうち撤去済みは
1基のみと書いたのですが、よく考えたら2基でした。
というのも、その撤去2基のうち1基は同じ場所に
新しい火の見やぐら(?)が再建されていまして、
それがこちら二ツ石地区のもの。
新旧火の見やぐらを同じ角度から眺めてみると、こんな感じ。
古いほうはスリム型の多い同地方の中でもひと際スリムさが目立ってます(ました)。
脚部からウェスト部分まで直線的に絞込みがあり、
その後はかなり細身のままで見張り台まで到達しています。
屋根は6角形で尖端の蕨手が小さく巻き込まれているのが特徴。
見張り台は標準的な丸型で半鐘はつるりんちょタイプ。
新しい火の見やぐらは、火の見やぐらというよりホース乾燥塔が正しく、
そのタワーの中間点に踊り場を設けて半鐘が設置されています。
デザインは正直なところ素っ気無いものになってしまいましたが、
それでも半鐘を残した地域(消防団)関係の方に
ただのホース干し塔だけにはしておきたくない思いもあったのかもしれません。
敷地に隣接する消防詰所も立派なものに建て替わりました。
むしろこの老朽化した建物の再建のほうが計画として立ち上がり、
ついでにホース乾燥のタワーを電動式の便利なものにすることになって
その結果、旧態の火の見やぐらが撤去の憂き目にあったと解釈するのが
自然な成り行きかもしれませんね。事情を知らない勝手な憶測で恐縮ですが。。。
高山村もこのように撤去や建替えが進行しているようですが、
それでもまだまだ素敵な火の見やぐらが残されているほうだと思います。
しかしそれらもやがてはこの二ツ石地区の子と同じような運命を
辿ることになるのかもしれませんね。
ちなみにここの先代やぐらの撤去は2013年10月だった模様。
(↑ソース『探訪「火の見やぐら」』さんの紹介ページ掲載情報)
あ、それからこの火の見やぐら(ホース乾燥塔)のある場所から
県道112号に戻って出たところの道路脇にこういうものがありました。
計測しませんでしたが、地面から2mちょっとくらいの高さに
吊るされていたでしょうか。いちおう柱をよじ登るよう足掛けはついています。
半鐘の側面に打刻された謎の数字。
西暦とも違うみたいだし、製造番号でしょうか?
なんでしょうね?
ちなみに上のリンクにある『探訪「火の見やぐら」』さんは
こういうタイプのものを「辻半鐘」と呼んでいるようです。
櫓ではないですし、いい表現かなという気がします。
(取材日:2012年4月30日/2015年5月4日)
コメント 0