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となりの、火の見櫓 [その他]

以前(今年の6月)、信州大学の学生たちが中心になって運営している
町のコミュニティースペース「となりの、」で狛犬講座の開催したと記事にもしましたが、
今度はおなじ「となりの、」主催で火の見櫓講座を開催されまして。
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といっても自分は講師役ではなく、講師はまいどお馴染み透明タペストリーのU1教授。
火の見櫓については松本平を中心に各地で500基以上はすでに観察していて、
過去にも数度にわたって講座を開催していることもあって、
今回も非常に内容の濃い、ボリュームのある講義をしていただきました。
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学生さんに限らない話ですが、消防団の経験もまだない若い人たちにとって
火の見櫓は新鮮な話であるようで、基礎的な内容のお話でも
教授の時に軽妙なトークの効果もあってみんな楽しく聴講していました。

90分の予定を軽く超過する座学も延長などまたく気にせずあっという間に終わり、
後半は会場のすぐ近所にある火の見櫓を実地見学。
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その後、車で移動してカタクラモール近くに立つ火の見櫓を見学に行きました。
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とくにカタクラモールの櫓は以前にも記事で取り上げたように、
モールの再開発に伴う消防団詰所移転にからんで解体撤去が確定しているため、
その見納めのような意味もありました。
当ブログ「カタクラモール再開発と火の見やぐら、その後」(2014年9月6日記事)

みんなそれぞれに興味津々で櫓を見上げています。
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この日参加した若者たちが少しでも火の見櫓に関心を抱いてもらい、
各地の集落景観の失われつつある要素を目に焼き付けてもらえるようになれば、
今日の講座開催の意義はあったかなと思う次第。

ちなみにカタクラモールの櫓の解体については来年2月と決まったようです。
以前のエントリー記事では市長へのメール投稿から
一部パーツ保存と現状調査による図面作成など資料保存を実施する意向である旨、
市役所担当課より通知があったことを掲載しましたが、
いちおうこの件については現在進行中の模様ですので、
またなにかしらのアクションがあれば記事にして報告できるかと思います。

(2014年12月7日)

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