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爺ヶ岳とマッチングする火の見やぐら [火の見櫓(大町市)]

長野県大町市、野口地区の火の見やぐら。
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大町市街地から温泉郷方面へと向かう県道326号線が
市道?号線(安曇野の山麓線からの延長、オリンピックで整備された道路)と
立体交差するポイントに立っています。

近所に野口地区の公民館。
火の見やぐらは大町市消防団第二分団第二部器具置場裏に。
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すでに半鐘は取り去られているようで、
見張り台には枯れ枝(?)のようなものが束になっていて、
どこかの鳥さんが巣でも作っていたような感じもします。
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ブレースはターンバックルを使用せず山形鋼を利用。

足元の納まりがユニークです。
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最終段の横軸の位置がけっこう低く、
三方はトラスが入っていて、上り口になる面だけ高さを上げて
アーチにして仕上げています。

全体に塗装が剥げて錆がけっこう出ている状況です。
素材自体にさほど傷みがあるようには見えませんが、
このままだと早晩撤去解体の流れが出来てしまいそうで心配です。

周りが開けていて天気がよければ背景の爺ヶ岳との相性もよく
いい雰囲気なんですけどね。
2014.05.13.noguchi5.JPG
山麓線側の道を南から北に向かって走ると
一段高いところに立っているので、けっこう目立つ存在です。
画像撮り忘れましたが、これは火の見やぐらに関心がなくても
目に付くかもしれませんね。

(撮影日:2014年5月13日)


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屋敷林通りに立つ火の見やぐら [火の見櫓(安曇野市)]

長野県安曇野市三郷温、住吉地区の火の見やぐら。
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広域農道の一本東側で並行して走る旧道沿い、
住吉集落の中心部に立っています。
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住吉集落は安曇野では珍しく(?)街道沿いに民家が建ち並んでいて、
整った屋敷林と古民家を含む和の佇まいがいい雰囲気を創り出している村。

火の見やぐらは安曇野スタンダードの3脚柱。
スピーカーと無線アンテナが目立つのも、いつものこと。

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見張り台にはすでに半鐘の姿はなく。

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踊り場にフラットタイプの半鐘が一基装備。

脚部なんですが、
近隣地区で見たタイプと似たRのアーチが付いているのですが、
足の長さが他よりもかなり短いです。
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標準設計があって、現地の事情に合わせて短く詰めたのではないかと、勝手に推測。

足元にあるベンチはとくに深い意味はないと思います。
まあ、公民館の前に立っていますし、道祖神も隣接して立っていますし、
火の見やぐらに見守られた住民憩いの場ということで、OKでしょうか。

鉄骨フレームから垣間見える常念岳。
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(撮影日:2014年5月11日)


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講座「火の見櫓っておもしろい アップグレード版」参加しました [その他]

本日夕方、カフェバロの第14回ミニミニ講座開催ということで、
「火の見櫓っておもしろい アップグレード版」に参加してきました。
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講師はご存知火の見櫓師匠の「透明タペストリー」U1教授。

同タイトルの前回講座から約3年近く。
今年に入って新聞やラジオ、テレビなどへの露出が一気に増え、
火の見やぐらの啓蒙活動がいっそう活発になってきた教授ですが、
当然3年の間に各地の火の見やぐらを取材して仕込んだ新ネタも数多く。
2014.07.05.2.JPG
講座の内容はこれまでのおさらい的な内容も踏まえつつ、
新ネタを程よくちりばめた充実の内容で、予定時間をオーバーするかたちで
大いに楽しめた講座となりました。

特に今回は受講者として、かつて父親が鉄工所の社長で
数多くの火の見やぐらを手がけていたという方(Oさん)がご来場。
昭和30年頃に建設された火の見やぐらの設計図など貴重なものを持ち込んで下さり、
教授の解説を交えつつゲストみんなで火の見ヤグラー垂涎の一級資料を拝見したのでした。

じつは塩尻市在住のOさんとは先月に一度すでにお会いしていまして、
その際にお父様の火の見やぐら建設に関わった際の資料などを拝見し、
建設当時のことなど貴重な話を取材することが出来たのでした。

今回、U1教授の講座開催を聞きつけて資料持参でご参加頂いたわけですが、
本当に希少価値の高い資料(図面、建設当時の写真など)で、
文化財保護的な視点からも大変有効なものでしょう。
このような貴重な資料に行き逢えた素敵な出会いに感謝感謝。

Oさんご自身は鉄工業とは異なる事業の経営をされていますが、
残された貴重な資料を整理して自主的に冊子にまとめあげており、
制作したその冊子の資料も本当に素晴らしいものでした。

火の見やぐら自体は各地で風前の灯を点しているといった現状ですが、
そんな危機的状況から思いもよらない出会いが生まれたのは奇妙なものですが、
こうした小さな繋がりが火の見やぐら保全にいい効果が生まれることを
ささやかながら期待するものです、ハイ。

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設計図、もちろんすべて手書きです。
しかもドラフターなどというハイカラなものなど使わず、
お父様がコタツテーブルやちゃぶ台の上に紙を置いて画を描いていたそうです。
素敵です。
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昔ながらの水路が懐かしい神社 [狛犬・寺社(安曇野市)]

長野県安曇野市三郷温、長尾地区の諏訪神社。
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市内を縦断する広域農道、上長尾交差点より西へ入ってすぐの場所に鎮座しています。
田園地帯に鎮守の森がマッチ。(画像手前は地域の保育園)
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鳥居に掛けられている扁額の装飾が凝ってますね。
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下社の御神紋である明神梶が縁にぐるりと彫られているのが印象的です。

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石碑が並ぶ境内には石橋がかかり、
かわいいせせらぎが見られます。
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石積みなども一切なく、昔ながらの小川の雰囲気がいいですね。

社務所。
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拝殿。
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本殿。
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境内社。
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狛犬は拝殿前に一対。
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ごくノーマルな岡崎現代型。
台座がやたらと高いですね。
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見慣れた顔であり普及型のスタイルですが、
いまどきの海外生産品ではないでしょう。
しっかりと彫られている感じがします。

神社自体はとても静かな環境で、かなり広い神苑でした。
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(撮影日:2014年5月11日)


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半鐘と盆鐘を両方持つ火の見やぐら [火の見櫓(安曇野市)]

長野県安曇野市三郷温、楡地区の火の見やぐら。
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楡地区は安曇野の古社で有名な住吉神社の控える地区で、
火の見やぐらはその楡地区の公民館のすぐ近所に立っています。

安曇野スタンダードな3脚柱の高層タワー。
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6角形屋根+6角形見張り台。
スピーカーと無線アンテナがいささか目立ちますが、
半鐘はしっかり見張り台に残っています。

そして踊り場には盆鐘。
2014.05.11.nire3.JPG
今はおそらく同地区消防団も打刻することはないだろうと思うのですが、
実際使用していた頃は、半鐘と盆鐘の使い分けはどうしていたのでしょうね。
打刻の緊急度合いに応じて使い分けていたのか、あるいは。。。

脚部はアーチですが、やはり端部まで伸び切っていないのでデザイン面で今一歩。
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公民館入口に道祖神があったのでツーショットを狙ってみましたが、
角度的に画像の状況が目いっぱいでした。
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あしからず。

(撮影日:2014年5月11日)


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屋敷林がお似合いの火の見やぐら [火の見櫓(安曇野市)]

長野県安曇野市三郷明盛、二木地区の火の見やぐら。
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広域農道より安曇野市三郷支所の方向へ入っていくと、
二木地区の公民館脇にスラットしたタワー型が立っています。

3脚柱の安曇野スタイルな高層タワー型で、
6角形屋根+6角形見張り台を装備。
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半鐘は途中の踊り場脇に装着されています。

足元はアーチで納められているのですが、
もう少しアーチの先端が柱脚まで伸びきって欲しかったところ。
2014.05.11.hutatsugi4.JPG

ここは二木地区の屋敷林や古民家が建ち並ぶエリアにあり、
この火の見やぐらにも隣接して立派な屋敷林が見られます。
2014.05.11.hutatsugi5.JPG
樹木の高さを見張り台の高さ分だけ突き出している感じがいいです。
景観の構成要素としての火の見やぐらと屋敷林って、
けっこう相性いいと思うのですが、どうですか。
単体でスタイルのいい火の見やぐらを鑑賞するのもいいですが、
周辺環境にいかに自然と溶け込んでいるかというのを見るにも
こうして一歩引いた場所から見つめてみるというのも
大切な鑑賞スタイルであることがよく分かりますね。

(撮影日:2014年5月11日)


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地味に控えめに立っています [火の見櫓(安曇野市)]

長野県安曇野市三郷温、下長尾の火の見やぐら。
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市内を南北に縦断する広域農道の上長尾交差点より東進。
しばらく走って北向きに左折してしばらく行った先の住宅街に立っています。

エントリー記事にはまだアップしていませんが、
下長尾地区のメインタワーはこれとは別に地区の公民館脇に立っており、
この子は背丈も比較的短めなので、おそらくサブタワーのような役割が
あったのではないかと思われます。

見張り台には半鐘ではなく、丸型の盆鐘が付属。
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塗装剥がれもやや目立つ感じで寂しいです。
古い民家もありますが、道路向かいは新しいアパートが立ち並んでおり、
なんとなく取り残されてしまった感がありありで、
ちょっと寂しい感じのする火の見やぐらでした。
2014.05.11.shimo4.JPG

(撮影日:2014年5月11日)


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水鏡と常念岳と火の見やぐら [火の見櫓(安曇野市)]

長野県安曇野市三郷温、上長尾の火の見やぐら。
2014.05.11.kaminagao1.JPG
取材が5月のゴールデンウィーク明けだったこともあり、
周囲の田んぼはまだ田植えを終えたばかり。
なので水鏡の様子をまだ楽しむことが出来ました。
2014.05.11.kaminagao2.JPG

やぐら自体はノーマルな3脚柱タイプで、背丈は中規模レベル。
半鐘もすでに撤去されている模様です。
6角形屋根+6角形見張り台。
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見張り台には最低限必要な広さというものがあるでしょう。
なので、背丈が高くないと柱脚の絞りがゆるく囲まれた面積が大きいので
見張り台の広さと差がなくなるため、見た目のバランスが微妙によくないです。
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見通しのよい場所にあり、
取材日は天気もよかったので背景の常念岳とコラボできました。
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塗装の剥げ具合も気になり先行きが不安ですが、
ロケーションがいいので可能な限り生き長らえて欲しいですね。

(撮影日:2014年5月11日)


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映画「神様のカルテ」に出演(?)した狛犬 [狛犬・寺社(安曇野市)]

長野県安曇野市三郷明盛、三柱神社。
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安曇野市誕生前、三郷村だった頃の村役場だった建物の北西裏手に鎮座しています。
同社のある二木地区と、隣接地区の一日市場の産土神で、
例祭で挽き回される祭りの屋台は市の有形文化財となっています。

また三柱神社といえば、近年は映画「神様のカルテ」撮影ロケ地として名が挙がり、
松本市内の他のロケ地と合わせてロケ地巡りで訪れる人も居る様子です。
原作では前々エントリー記事にアップした深志神社が舞台になっているのですが、
映画では大人の事情で深志神社ではなく、安曇野市の同社が採用された訳でして。
(実際のところ、深志神社は朱塗りの社殿など印象が明るすぎて
映画のシーンのイメージにそぐわないといったところが真実らしいです。)

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立て札まで用意されていました。
書かれている日付は一作目のもの。
その後平成25年2月16日にも二作目の撮影に入っていて、
氷点下15度近くに下がった早朝から夕方までめいっぱい、
凍える寒さの中で撮影されましたとさ。

さて、境内。
鳥居をくぐると石灯籠が立ち並ぶ参道がいい感じで続きます。
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小さな石橋を渡ってすぐ、狛犬が一対。
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明治27(1894)年9月19日建立。
石工:松本町 久保田魚太郎。
(“魚”かどうかは少々判読難しく自信ないです)

猫足風の足座(?)に直接座る蹲踞型の子達ですが、
ベースは定型石ではなく乱組みした台座となっています。

画像では分かりませんが、足座部分は下部の4点支持部分がフラットに安定しておらず、
力を掛けるとカタコトと動いてしまいます。
少し大きな地震がくるとちょっと怖いですね。
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デザインは恐竜顔の凛々しい表情です。
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阿形は牡丹の花を前脚で押さえる珍しいスタイル。

安曇野は江戸期の作品が数少なく、明治中期までのものは
比較的古い制作年に分類されます。
これといって奇抜なデザインではないですが、
台座の作りや足座の様子、牡丹の花など、
見どころはけっこうあっていい作品だと思いました。
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静かでのんびりした空気感のある境内の様子。

社務所。
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拝殿。
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本殿。
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この子達は拝殿の屋根の上で逆さ踊りをしている狛犬。
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老木で下部だけ残った樹齢700年相当のハリギリの幹。
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源義光と豊原時秋像。
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この二人の所縁の説明は面倒なので、興味ある方は検索してみて下さいw

そして摂社の八王子社。
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役場の建物近くにありながらも、田舎のこととて、とても静かな環境の神社。
神様のカルテの世界観にマッチする境内の雰囲気はいつでも堪能できます。
狛犬もスクリーンの片隅に映り込んでいるので、神社のシーンでは探してみて下さい。
2014.05.10.mihashira27.JPG

(撮影日:2014年5月10日)











(撮影日:2014年5月10日)

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松本市、四柱神社 [狛犬・寺社(松本市)]

長野県松本市大手、四柱神社。
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松本市街地のまん真ん中、松本駅から松本城へと向かう道すがらにあり、
境内正面には女鳥羽川が流れ、昔懐かしい風情の縄手通りが整備されていて、
地元住民だけでなく観光客の参拝も多い様子の神社です。
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ご祭神。
天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
高皇産霊神(たかみむすびのかみ)
神皇産霊神(かみむすびのかみ)
天照大神(あまてらすおおみかみ)

神話の世界の造化三神+神宮の神様をお祀りしている同社は
明治に入ってから創建された新しい神社だそうです。

神社庁HPによれば
『明治天皇御親政に当り、惟神の大道を中外に宣布し給う思召しを以て、
筑摩県庁の所在地である松本に、明治7年2月神道中教院
(宮村町長松院跡、後神道事務分局)が設立され、
院内に天之御中主神・高皇産霊神・神皇産霊神・天照大神の
四柱の大神が奉斎されてきたが、明治12年10月、新たに一社を興し、四柱神社として、
現在地に厳かに鎮斎され、隣接して神道事務分局も新築せられたのである。』
とあります。

女鳥羽川側の正面には御幸橋。
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明治天皇行幸の折、行幸当日朝に完成したばかりのこの橋を両陛下が渡り、
その後、御幸橋と命名されたのだそうです。

拝殿。
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社務所。
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狛犬はまず拝殿前に一対。
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大正13年4月建立。
石工:田近勝之、田近正一。

おなじみ、田近石材制作の松本型狛犬です、、、が。
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立派な狛犬なのにこの由緒書き看板の配置。

同社に限らず、こういうパターンってけっこう全国各地で見かけます。
いかに狛犬という存在が“空気”になってしまっているかの証拠ですね。
境内広いんですから、もうちょっと位置ずらしてもいいんじゃないですか?
と、狛犬ファンとしてはひと言物申したい(^^;
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もう一対、参道狛犬は境内社の招魂殿前に鎮座。
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護国神社とはべつに旧松本市内の殉難者の霊を祀っています。

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狛犬は小ぶりな岡崎現代型のデザイン。
建立年は不明、というか、昭和32年10月1日再建とあります。
台座が砂岩系で、花崗岩の狛犬本体と不釣合いな古い様子なので、
おそらく先代狛犬がなにかしらの事情で失われ、
この子達が再建されたものであると推測されます。
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招魂殿ということから連想して、先代はブロンズ製だったのではないでしょうか。
戦時中の金属供出でブロンズ狛犬が徴収されていった歴史は各地にありますから。
このへん、社務所で調べればなにか分かるかもしれませんでしたが、
当日は時間がなかったので、また機会を改めて取材できればと思います。

あと、同社には社殿内、本殿前に神殿狛犬が一対いるのですが、
拝殿の外からでは遠く室内が暗すぎて、手持ちカメラでの撮影は不可能でした。
神社の方に伺うと、年代は新しくて昭和9年の作品とのことでした。
これもいつか改めて取材できればいいなと思います。

周囲をマンションなど高層の建物に囲まれた神社ですが、
東京などの都会で見かける神社と似た空気を感じて、
ある意味信州の神社らしくない新鮮な感覚を覚える神社です。
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(撮影日:2014年5月27日)


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