SSブログ

正統派半鐘付きのホース干し塔 [火の見櫓(松本市)]

このブログは狛犬と火の見櫓に特化したブログ。
休日だけでなく仕事で出かけたところで出会った狛犬や火の見櫓を記事にしていますが、
ちょっと油断していると取材したネタがどんどんたまってしまって焦ります。
それでも狛犬の場合はそう滅多に消滅したり移設されたりはしないのでいいのですが、
火の見櫓のほうは昨今の事情からいつ何時解体されてしまうか分からない状況なので、
取材から数ヶ月も経てしまうと記事にすることに若干の躊躇いがあったりもします。

2012.08.29.okada1.JPG
松本市岡田伊深。
ただし火の見櫓ではなくホース干し塔と称すべきタイプ。
なのでその存在目的からして当面消滅する心配はないかと思うので、躊躇い無くアップ(^^)

取材当日、近在の集落に火の見櫓を発見できなくて、
目の前に消防団倉庫があることから、きっとこの場所に火の見櫓があって
のちに現在のホース干し塔が建てられたのではなかろうかと、勝手に推測。
(間違ってたらごめんなさい。)

2012.08.29.okada2.JPG
半鐘をしっかり吊り下げています。

2012.08.29.okada3.JPG
役割からして合理的でシンプルなスタイルなのですが、
やはり見た目の美しさという点では正直なところ微妙な感じです。

(撮影日:2012年8月29日)


より大きな地図で 狛犬を巡る火の見ヤグラーな日々 を表示
コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

本宮にソックリな奥宮の狛犬 [狛犬・寺社(松本市)]

松本市安曇上高地、穂高神社の奥宮。
2012.08.22.okumiya1.JPG
いわずと知れた信州が世界に誇る観光スポット、上高地。
その玄関口になるバスターミナル&河童橋付近から歩くこと小一時間。
明神池の湖畔に静かに佇むのが穂高神社の奥宮。

穂高神社の主祭神、穂高見神さまはその昔、穂高岳のてっぺんに降臨。
海の神様なのに、なぜかそれ以来日本アルプスの鎮守神になっちゃいまして。

安曇野市穂高にある我らが穂高神社の本宮、
奥穂高岳の頂上に祀られる嶺宮、
そしてこの奥宮と、
穂高神社は三社がセットになっていまして。

上の写真は梓川左岸にある登山道≒遊歩道側、
明神館の傍に立つ社号標。
そこから右岸に渡っていくルートが、表参道ともいえなくもなくて。

2012.08.22.okumiya2.JPG
2012.08.22.okumiya3.JPG
吊橋で梓川を渡渉し、神社入口の鳥居をくぐり、そのすぐ先にある神社本殿前へ。
2012.08.22.okumiya4.JPG

本殿前、狛犬さんが一対。
2012.08.22.okumiya5.JPG2012.08.22.okumiya6.JPG
昭和22年建立。
やや小ぶりながらも立派な護国神社系。
2012.08.22.okumiya7.JPG2012.08.22.okumiya8.JPG
デザインとしてはどうしても本宮の狛犬がイメージされてしまいます。
2012.08.22.okumiya12.JPG2012.08.22.okumiya13.JPG
(↑穂高神社、本宮の狛犬↑)
昭和15年に制作された本宮のそれは、デザイン原案が地元穂高の小川大系。
彫りは当時の東京で著名な石工だった野村保泉。
でもってこの奥宮の狛犬が誰の手によるものなのか…よく分かりません。
(またまた情報求む!)

2012.08.22.okumiya9.JPG
本殿は大きな神社なら摂社並みのこじんまりした大きさ。
でも造りは本宮のそれに準じた“穂高造”を踏襲したもので、
船の櫂をイメージしていると云われる鰹木のデザインになっています。
(通常の鰹木と異なり、千木にもたせかけて棟木に並行に置いたスタイル。)

上高地は一般車の入山規制があるのでちょっと気楽に奥宮まで散歩、
ってな感じにはなりにくいけれど、年に一度はハイキングがてら訪問したいですね。
2012.08.22.okumiya10.JPG
2012.08.22.okumiya14.JPG
2012.08.22.okumiya11.JPG

(撮影日:2012年8月22日)


より大きな地図で 狛犬を巡る火の見ヤグラーな日々 を表示
コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。